一日後記

2008年06月23日(月) 床分け。

先週糠漬け特集のある番組を見ていた実父
終わるなりそのまま向かいのスーパーに出かけて糠を買ってきたという。
(もっとも作るのと手入れは実母の役目)
ところが実母は糠漬けをやめて久しく、糠床の作り方や漬け方を
忘れてしまったようで、あれこれ私に聞いてきた。

おそらくせっかちな実父のこと、糠床が出来上がるまでうるさそうだ。
だったらウチのを床分けした方が
出来上がりが手っ取り早いなと思い、床分けすることに。

ちなみに拙宅の糠床は冬眠明けにひどく酸っぱくなっていた状態から
あれこれ手入れしたのが功を奏したようで、現在は完全復活。
今では毎日何かしらの野菜が糠床に漬かっている。

糠床から握り拳1個半ほどの糠と、漬けておいた長芋・ズッキーニも一緒に
実家に持っていくことにした。
あと胡瓜と大根も漬かっていたけれど
どうせ持って行くならちょっと変わったものの方がいい。


実家でまず糠床の味見をしてみたら色々なものが入っている糠でも
(塩や唐辛子や酵母や卵の殻まで入っている炒り糠。
 私もここからスタートしたものの、すぐに美味しい糠床にはならなかった。
 第一唐辛子や卵の殻は“調節用”だから最初から入れる必要もないのではと思う。)
やはり塩辛さしか感じなくて、ウチの糠床を加え
底からまんべんなくかき混ぜること約5分。
その間長芋とズッキーニを味見してもらったら、好評だった。


面白いもので、それまで何でもなかった糠床が
ウチの糠床が入っただけで“気”が入る。

うまく育っておいしくなりますように!





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