35歳、AV女優デビュー。
35歳、AV女優デビュー。

2008年02月10日(日) コレがあるから辞められない。

昨晩アタシは、髪の毛にまとわり付いた、
精液の香りに包まれて眠りについた。

それは昨日だけは、特別な、心地よいキモチにしてくれた。


折しも昨夜の東京は、雪だった。
『指名が入った』と、店から携帯に電話が入り、
待機中のマンキツから外へ出たら、
大空から沢山の大粒の雪が、舞い降りて来ていた。

なんだか昨日の雪には妙にテンションが上がり、
なんてロマンティストぉ〜、、、、なんて
傘もささずにしばし空を眺めていた。
これだけ沢山降っていると、マジ子供気分になってしまう。
(さすがに雪だるま作りたい、とかそーいう願望ありませんが)

今日はヒマだな〜なんて予測してたから、
本指名、しかも120分なんてとても驚いた。
いつもはレンタルルームでのプレイなのだが、
今回はラブホ直行だという。

誰だろう?


ホテル名と部屋番号を店長に尋ねた。
ホテルBだという。

ここは、この近辺のラブホの中でも、
いわゆるジャグジーバスや、アダルトグッズの自販機や、
アダルトビデオ、カラオケなどといったラブホ色のアイテムを
一切排除した、ほとんどシティホテルと変わらぬ、いや、それよりも
かなりお洒落な、黒を基調としたデザイナーズホテルなのだ。
アメニティにもかなりこだわりがある。
その分、若干他のホテルよりもプライスが高めに設定されている。

本指名で、ここのホテルを使用するお客さんは
だいたい決まっている。


503号室のドアをノックし、
その音を聞くと共に、お客さんはシャワールームへと行った。

その人がシャワーを浴びている間に
私はアイマスクをし、下着姿になり、
ベッドの上で膝立ちになり、壁に手を当てて
その人が来るのを待っていた。

私は視界を断たれているので、
その人がシャワーから出て来て、こちらに近づいて来ている気配だけを
感じとっていた。

『もんさん、久しぶりです』

そう小声でささやきながら、後ろから軽く抱きしめて来た。

『相変わらず、張りのある、いいオッパイしてますね』


『誰?』


『さて、一体誰でしょう?』

『でもだいたいこのホテルを使う方は限られているから、、、、、。
今日もこの雪の中、ゴルフの帰りですか?(笑』

『あはは そんな訳ないよ』




ふたりで軽く笑いながら、ベッドの中へ滑り込んだ。




当たりぃ。


やっぱり荒井さんだぁ。




荒井さんは、30代のお客さんが多い中で、
うちの店では珍しく、(なんて言っては失礼か、、、)
50歳前半の、建設関係のお仕事をされている、
ちょっとその辺のくたびれたオッサンとは違う、
お洒落なオジサマ。
ってか、アタシの中ではオジサマという認識は無いのだが。
いつもスーツではなく、私服でお見かけするから余計
そう思うのかもしれないね。


話し方もソフトで、少々スローなテンポなので、
女性からしてみればとても好感触なイメージ。


彼のプレイはとても優しい。
私達風俗嬢をただの商品としか思っていない、
単純に『ヌキ』に来ている、一方的な自分本位のものではなく、
常にコミュニケーションを大切にするような、
包み込んでくれる優しいプレイだ。


(もちろん風俗は自分本位でいいのです、
お客さんはお金払ってる訳ですから、
そういう方を全否定しているのではありません)



この間の同じ位の歳のオッサンは
女はそれで欲情すると勘違いし、
淫語を下品に並べ立ててベロベロと責めて来たが、 (笑
彼は決してそんな事はしない。

↑このオッサン、ってか、なんでオッサンって
『ねぇ、そろそろお酌(尺→フェラ)して〜 』って言うんだろうね。
『う〜ん、ナイスバディ〜♪』とか、
古いってーか、言わねぇーよ、そんな事。


そして、一番素敵な所は、
本番を強要してこない、ってとこ。


彼はいつも自分で言っている。

『僕はセックスをしに来ている訳じゃない。
疑似恋愛をね、ゆったりとしたホテルで、
ベッドの中で手を繋ぎながら、
いろいろお話をしたり、一緒にバスタブに浸かったり、
そんな他愛の無い事をしたいだけなんですよ』


120分、(ヘルスではロングなコースです)しかもラブホ代は
お客さんの負担だ。
普通のサラリーマンでは決して安い金額ではない。
荒井さんも、そう言っている。


『決して僕みたいな安月給じゃ、ちょくちょく来れる訳じゃないんです。
だから、今日も3〜4日前から、この日と決めて、
もんさんと逢えると思い、胸をときめかせていたんです』



なんか押し付けがましくなく、さらりと。


とってもロマンティストなおっさん、、、いや、オジサマなんです。


そして、いつもいつも、私を抱きながら
『あぁ、もんさんはいつ逢ってもいい女だ』


こんなコト嘘でも言われちゃ女なら
誰だって嬉しいだろ〜?
このアタシと一緒にいる時が、
満たされた、癒された120分だ、って言うんだよ。


そりゃアタシ、イイオンナですけどね。ウフ。
(周知の通り、ウソですが)




でも、本当に、

アタシも荒井さんとの120分が、この店で
唯一オンナになれるひとときなんだ。
きっと表情も違うと思う。
(自分で見た事無いですが)

すぐヤラせろ、とか言われると
カチン!と来て顔に出ますから。



彼と一緒にいると、私も凄く落ち着く。
普段やんちゃな誰かさんの面倒見てますから(笑
さすがに歳が20歳近く離れていちゃ、
癒し度からすれば、勝負にはなりませんから。


120分のうち、実際プレイしているのはほんの2、30分くらい。
あとはずっと、お話してる。

お金を頂いている私としては、
いつも恐縮してしまう。
でも、荒井さんが、『これでいいんだから』っておっしゃって
くださるので、そーしてます。



こういう『引き』のプレイをされると、
女は弱いよね。


逆にアタシの方が欲情しちゃって、(笑
話の途中でも、時間が終わるのが惜しくて、
彼の上に乗り、セックスをねだる。


、、、でも彼は50歳過ぎているので、
120分のうち2回はイケないので
実現はなかなか難しいんだけどねっ




『絶対にまたもんさんに逢いに来ます』


いや〜ん




来て来て〜ぇ〜ん






、、、、まだまだ恋多き?
39歳、オンナ真っ盛りなのでした。ウフ。






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