Experiences in UK
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2004年02月09日(月) 第26週 2004.2.2-9 ロンドンの道路

2月6日(金曜日)はエリザベス2世女王の即位記念日らしく(現女王の即位は1952年)、11月の議会開会式の時と同様に、正午から10分間弱にわたって、バッキンガム宮殿周辺で号砲の音が轟きました(Gun Salute to Mark Accession Day)。この轟音に慣れるということはありません。

(ロンドンの道路)
ロンドンでの車の運転で日本との違いを感じることはいくつかあるのですが、そのうちの一つとして、ロンドンは全般的に道路の整備状況が悪く、かつ地域によってかなり差があるということがあります。
日本の道路は、どんな田舎に行っても(場合によっては、田舎に行けば行くほど)、均質で滑らかなアスファルトの道が続いていることが常識であり、高速道路については何をか況やです。
ところが、ロンドンの道路は中心街でも粗雑な舗装道路が多くて、過去の補修工事によるアスファルトのつぎはぎやマンホール等による段差、小さな穴ぼこが随所にあります。時折出現する大きな穴ぼこにも常に気を配る必要があります。
そして、市内でも特定の地域に行くと、山間部の未舗装道路のような走行感覚の道もあります。道路の状態が悪い地域は、住宅など地域の環境自体がどこかすさんでいるようです。高速道路も同様で、こちらの高速道路は少しスピードを出すとハンドルが振動で大きく上下します(私のぼろ車のせいもあるのでしょうが、日本でもぼろ車に乗っていたので比較は可能です)。
どちらが良いかというのは、コストとベネフィットの兼ね合いで総合的に決まることなので簡単には言えませんが、コストを無視して考えると、日本の道路のすばらしさを実感します。ただ、コストが比較的分かりやすい高速道路については、無料で走れる英国の方がはるかにありがたいことは言うまでもありません。

(テニス・ラケット購入)
週末にテニス・ラケットを買いに出かけました。隣町のウィンブルドン中心部から少し離れたショッピング・モールで買ったのですが、驚くほど安かったです。セール期間中ということもあったのですが、WilsonとかHeadなど一流メーカーのラケットが10-20ポンド(2000〜4000円)で売られていました。かなり型落ちしたものだとは思いますが、それでも相当安いですね。
なお、私は割安感と手に取ったフィット感から、オールド・ファンの郷愁をそそるDonnayのラケットを買ってしまいました(もちろんグラファイト製のミッド・サイズのラケットであり、ウッド製ではありません)。例によって、日本での価格を調べようと思ったのですが、不明でした。Donnayのラケットなんて、もう日本では売ってないのでしょうか。ラケットにくっついていた宣伝をみると、いまだに1975-82,Bjorn Borgと書かれていて、その横にボルグの写真が載っているのです。こんな宣伝をしている時点で、もうこのメーカーは終わっていますよね。そんなメーカーのラケットを買っている私も相当酔狂と言えるでしょうが。
ラケットを買ったのは最近テニスをする機会があるためですが、もちろんこの寒い時期に屋外でプレーするわけではありません。うちから車で15分程度の場所にあるスポーツ・センターのコートを借ります。1時間のコート代は18.5ポンド(約3700円)程度で、スポーツに関しては何でも安く楽しめると聞いていたイギリスにしては意外と高いようにも思いましたが、屋内ですから致し方ないのでしょう。屋外コートだと数ポンドで借りることができるそうです。


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