写真を写すのは好きだし、旅行へいけば必ず撮る。家に帰って見る楽しみも、仕事で忙しくていけない秀子が喜ぶのも、ここからはるか遠くの未来の中で、私が思い出すためでもある。でも、一番の理想は、形に残すことより、記憶に残すことの大きさだと思うのだ。その記憶と、見て心に留めてきたものによって、私たちは作られているのだと思うから。