祖母の一周忌だった。あれからもう一年たったんだなぁ。読経を聞きながら何か違う事を考えて居た。そう言えば残り僅かになった「プレストベリー」は、賞味期限を半年も過ぎている。なのに、その独特な甘い香りは、それを感じさせない。もしかしたら感じようとしていないだけなんだろか。その香は、決して往事を忘れさせようとはしない。それは、ささやかな癒しと共に、まるで何かの戒めでもあるかの様。