犬のおやじの日記...犬のおやじ

 

 

くさったみかん - 2003年10月09日(木)

「腐ったみかん理論」をご存知でしょうか。
教室内において一人素行不良な生徒がいると、教室全体が不良化するという
理論です。これは有名なドラマ、3Bゴールドエイト先生でもしられています。
それを解決する方法は2つ

「腐ったと思われるみかんを取り除く。」

「腐ったと思われるみかんをきれいにする」
前者はとても簡単で残酷なやり方です。
後者はゴールドエイト先生のように「お前らは腐ったみかんじゃない!」と
言って、きれいなみかんであることをみぬいてやればてもよい結果となります。

しかし、時代は違います。
腐ったと思われるみかん達をきれいに磨こうとすると、ほかのみかんが腐って
くるのです。つまり、一部のものに力を入れるとほかの者がそれを見て計算す
るのです。「あいつは舐めても大丈夫だ。」と
「みかん箱崩壊」です。みかん箱崩壊を起こさないためにはどうしたらいいの
かとても難しい問題です。犬のおやじは腐ったと思われるみかんに対し、
徹底的に普通に注意します。ほかのみかんと同じように。決して熱くなりません。
熱くなると、周りが見えなくなります。しつこいほどに冷静に普通に注意し
続けます。とても嫌がられますが、周りにも同時に注意することになります。
これでいいのかはまだわかりません。腐ったと思われるだけで、じつは腐って
ないみかんであれば分かってくれるのです。

しかし困ったことが時折おこります。
腐ったと思われるみかんは実はみかんではなくドリアンだったりすることがあります。
日本語が理解できない。日本語をうまく話せない。
日本の道徳を身につけていない。根本から違うとどうにもなりません。
こっちが腐ってると思われる部分はドリアンにとっては至極普通なのです。
常識が違うのです。
たとえば「なぜ、床に寝転んでいけないのか分からない」
冗談に見えるかもしれませんがマジでこういったドリアンさんがいます。
こんなドリアンをみかんに変えるのは至難の業です。時間をかければできるでしょうか。
とりあえず、日本になじんだドリアンになってもらえるよう臭いを
抑えてもらえるようにがんばります。

一昔前「なにかしたい、自立したい、反抗したい」の表れだった「荒れ」

今「何にもしたくない、わからない、めんどくさい」になっています。
打っても響きません。むなしい。



...




My追加

 

 

 

 

INDEX
past  will

Mail Home