| 2006年12月04日(月) |
GE・KI・MO・E! |
オッスオラMAD TIGERスミダ!!
この間、ようやくPCデスクを購入した。 どうしてもデスクの左側が、手前にせり出している形じゃないと嫌だったため、 必死に探すと、家具等オリジナルを大量生産式で激安気取りな「ニトリ」に、該当品があった。 つーか左がせり出しているのがいいというのは、左肘を突くからなんだが。 体が歪んでんのかなー。 あと、書き物(ネットで調べ物)とかをしながらだと、どうしてもモニタが顔の左に来るから(右利きだから) 右手が大きく開いて、しかも書類が右手方向に揃うほうがいい。ワガママだろうか。
でもそれは色が黒しかない。黒を買うしかない。でも、黒いやだ。こげ茶がいい。 でも左がせり出しているのは譲れない。つーことで黒を購入した。 後からカッティングシートなどで、茶の木目を貼り付けてやろうと思っていたんだが、色々見てもシートがチャチい。 くそー、と思って保留をするうちに、誕生日プレゼントに貰った行燈を何気なく置いていたら なんと色味がピッタリ!!こんなに会うものがあるのか、と思わずにはいられないほどピッタリ!! 行燈の黒さとデスクの黒さがピッタリ。よく考えりゃ自分のPCもディスプレイも全部黒い。 そして、MADの腹も黒いのでした。←上手くまとまってない つーことで、木目調は諦めた。今後またいいのがあったら、ぜひホンモノの木で左にせり出し型を探したい。
そして、今猛烈に欲しいソファがある。もうここ2ヶ月ほど「欲しい」といい続けている。 欲しいなら買えと思うかもしれないが、自分の部屋にそれは置いても大丈夫なのかと自問自答の日々が続いている。 値段は17万4千円。一人掛け。 ・・・・2人掛けだのなんだの、必要ねーよ!!自分さえよけりゃいいんだよ!!←最低 一人掛けといっても、1.5人タイプなので、すっげぇデカい。本革。 とりあえず、置いたとしたら寝る場所はあるのだろうか。 「好きなときに、自由な場所で、自由に寝たい」という自由を愛するアンチベッド派だから、床に布団を敷いて寝る。 その場所すらないのでは本末転倒だ。 でも欲しい。欲しいものが一杯ありすぎて困る。
最近、欲しいものを手帳に書き出してみている。 1.そのソファ 2.デスクチェア(本革) *手配済み 3.PC増設メモリ 4.ヤード・オ・レッドの万年筆(ヴィクトリアン) 5.ファーバーカステル伯爵コレクションの万年筆 6.アルフォンス・ミュシャの絵を入れる額 7.カーテン 8.ローテーブル 9.ゴミ箱 10.財布 11.エスプレッソ機 12.本革ブックカバー *名入れで注文済み。調子に乗って3枚も。 13.るろうに剣心DVDボックス 14.エルバンのシーリングワックス 15.江戸歴史図鑑
全部欲しいよおおおぉぉぉぉぉぉぉおお!!!! 竹やぶに金が(略)
さてさて。 本日の題名のGEKIMOEですが・・・・。 自分が神と崇める夏目漱石大先生著の「虞美人草」です。 男女の恋愛模様や駆け引き(殆ど女が一方的)や相続、深すぎる(笑)友情のはなし。
たまらんよ――――――――!!!萌えるよ―――――!!! 夏目先生お得意の、男を惑わす女が出てきたよ――――(笑)!! 夏目先生が書く女は、いつも輪郭がぼんやりとしている。だから、読む人によって色々なイメージができると思う。 でも毎度毎度、エロい。なんかエロい。 男をもてあそぶ様とか、本人が気づいているのかいないのかサッパリ解らない妖艶さだとか。 いいよ、いいよ!! 何がいいって、一番はやっぱり 「甲野さん(華奢で背が高い。自称神経衰弱。哲学者。)」と 「宗近君(がっしりしている。豪傑で豪快。楽天家。外交官の試験に何度も落ちているが諦めていない)」 の関係ですYO!ヒィ―――!!と叫びたくなるようなシーンが後半に目白押し。 夏目先生、自分が虚弱だったから豪傑にあこがれていたのは解る。解るが、その描写が上手すぎる。上手すぎて萌まくる。 淡々と冷たい言葉を吐く男に、あっけらかんと笑いながら答える男。 「解りやすくて、誰からも好かれる人」と「何を考えているのか悟られもせず、理解もされない人」の 違いや心情の書き込みがはっきりしているから、そのギャップでさらに萌え広がらせられる。
以下、抜粋と説明。(後半すぎてネタバレでもあるので、クリック&ドラッグの反転でよろすく) 【基本情報】 宗近一(むねちかはじめ)28歳。 ��大学を卒業し、外交官になろうと試験を受けているが何度も落ちている。勉強嫌いだが諦めていない。 ��がっしりした体格で、豪快。陽気で楽天家だが、時にはかなり真面目で人が良い。 ��家族と仲がよく、妹を大事にし、可愛く思っている。 ��甲野家とは遠い親戚にあたる。藤尾に惚れている。甲野の父から、「自分の金時計と藤尾を一(はじめ)にやる」 Lと言われていた。皆も周知の事実。
宗近糸子(むねちかいとこ)21歳。 ��一の妹。美人ではないが、愛嬌があり、純粋で可愛い。美人で自立した藤尾のようになりたいと憧れる。 ��甲野欽吾に惚れているが、ばれないように一生懸命。 Lいつも兄にからかわれているが、聡明な部分を垣間見せる。
甲野欽吾(こうのきんご)27歳。 ��甲野家の一人息子で跡継ぎ。長身で、上唇に髭を蓄え、華奢な体をしている。神経衰弱っぽい。 ��哲学を勉強しているが、周囲から見ればただぶらぶらしているだけである。 ��遠地にいる父親が死亡するが、家を継がずに藤尾にすべてを委ねて出て行く事を決める。 ��亡き父の書斎を引き継ぎ、そこに籠っている。庭が大きいことなどから、結構な財産があると思われる。 ��結婚の話が出るたび、「自分にそんな力はない」と強く否定する。 L
甲野藤尾(こうのふじお)24歳。 ��美しく聡明だが、傲慢でプライドが高い欽吾の腹違いの妹。 ��やることなすことすべて計算ずく。一に惚れられて正直良い迷惑といった具合。 ��どんなに男を振り回しても言うことをきかせる上、恨まれていない凄い人。 ��母親(欽吾にとっては継母)と、甲野家の乗っ取り計画を淡々と進める。 ��小野を愛しているのに、プライドが邪魔をし、崩壊していく。 L
小野清三(おのせいぞう)28歳くらい。 ��天皇から直接銀時計を受け取った純文学者で詩人。 ��ひょろりとした体格で、金縁の眼鏡をかけ、大体正装をしている。 ��自分の頭の良さには自信があるが、恵まれていない環境(若くして親と死に別れるなど)が負い目。 ��藤尾を愛しているが、いつも逆に翻弄されている。 ��実は京都にいる文学の師匠の娘を嫁に貰う約束をしていた。その親子が小野を訪ねてくる・・・・。 L
*場面説明*甲野の書斎に、一大決心を抱いてやってきた宗近。
「うちの母に逢(あ)ったかい」と甲野さんが聞く。 「まだ逢わない。今日はこっちの玄関から、上ったから、日本間の方はまるで通らない」 なるほど宗近君は靴のままである。甲野さんは椅子(いす)の背に倚(よ)りかかって、この楽天家の頭と、更紗模様(さらさもよう)の襟飾(えりかざり)と――襟飾は例に因(よ)って襟の途中まで浮き出している。――それから親譲の背広(せびろ)とをじっと眺(なが)めている。 「何を見ているんだ」 「いや」と云ったままやっぱり眺めている。 「御叔母(おば)さんに話して来(こ)ようか」 今度はいやとも何とも云わずに眺めている。宗近君は椅子から腰を浮かしかかる。 「廃(よ)すが好い」 洋卓の向側(むこうがわ)から一句を明暸(めいりょう)に云い切った。 徐(おもむろ)に椅子を離れた長髪の人は右の手で額を掻(か)き上げながら、左の手に椅子の肩を抑(おさ)えたまま、亡(な)き父の肖像画の方に顔を向けた。 「母に話すくらいなら、あの肖像に話してくれ」 親譲りの背広を着た男は、丸い眼を据(す)えて、室(へや)の中に聳(そび)える、漆(うるし)のような髪の主(あるじ)を見守った。次に丸い眼を据えて、壁の上にある故人の肖像を見守った。最後に漆の髪の主と、故人の肖像とを見較(みくら)べた。見較べてしまった時、聳えたる人は瘠(や)せた肩を動かして、宗近君の頭の上から云う。―― 「父は死んでいる。しかし活(い)きた母よりもたしかだよ。たしかだよ」 椅子に倚る人の顔は、この言葉と共に、自(おのず)からまた画像の方に向った。向ったなりしばらくは動かない。活きた眼は上から見下(みおろ)している。 しばらくして、椅子に倚る人が云う。―― 「御叔父(おじ)さんも気の毒な事をしたなあ」 立つ人は答えた。―― 「あの眼は活きている。まだ活きている」 言い終って、部屋の中を歩き出した。 「庭へ出よう、部屋の中は陰気でいけない」 席を立った宗近君は、横から来て甲野さんの手を取るや否や、明け放った仏蘭西窓(フランスまど)を抜けて二段の石階を芝生(しばふ)へ下(くだ)る。足が柔かい地に着いた時、 「いったいどうしたんだ」と宗近君が聞いた。
(略) *場面説明*そうして庭へ出た二人だが、そこにはなんと小野と藤尾がいた。 藤尾は、欽吾と一に気づくなり、わざと行動を起こす。
女はちらりと白足袋の片方を後(うしろ)へ引いた。代赭(たいしゃ)に染めた古代模様の鮮(あざや)かに春を寂(さ)びたる帯の間から、するすると蜿蜒(うね)るものを、引き千切(ちぎ)れとばかり鋭どく抜き出した。繊(ほそ)き蛇(だ)の膨(ふく)れたる頭(かしら)を掌(たなごころ)に握って、黄金(こがね)の色を細長く空に振れば、深紅(しんく)の光は発矢(はっし)と尾より迸(ほとば)しる。――次の瞬間には、小野さんの胸を左右に、燦爛(さんらん)たる金鎖が動かぬ稲妻(いなずま)のごとく懸(かか)っていた。 「ホホホホ一番あなたによく似合う事」 藤尾の癇声(かんごえ)は鈍い水を敲(たた)いて、鋭どく二人の耳に跳(は)ね返って来た。 「藤……」と動き出そうとする宗近君の横腹を突かぬばかりに、甲野さんは前へ押した。宗近君の眼から活人画が消える。追いかぶさるように、後(うしろ)から乗(の)し懸(かか)って来た甲野さんの顔が、親しき友の耳のあたりまで着いたとき、 「黙って……」と小声に云いながら、煙(けむ)に巻かれた人を植込の影へ引いて行く。 肩に手を掛けて押すように石段を上(あが)って、書斎に引き返した甲野さんは、無言のまま、扉に似たる仏蘭西窓(フランスまど)を左右からどたりと立て切った。上下(うえした)の栓釘(ボールト)を式(かた)のごとく鎖(さ)す。次に入口の戸に向う。かねて差し込んである鍵(かぎ)をかちゃりと回すと、錠(じょう)は苦もなく卸(お)りた。 「何をするんだ」 「部屋を立て切った。人が這入(はい)って来ないように」 「なぜ」 「なぜでも好い」 「全体どうしたんだ。大変顔色が悪い」 「なに大丈夫。まあ掛けたまえ」と最前の椅子を机に近く引きずって来る。宗近君は小供のごとく命令に服した。甲野さんは相手を落ちつけた後(のち)、静かに、用い慣(な)れた安楽椅子に腰を卸(おろ)す。体は机に向ったままである。 「宗近さん」と壁を向いて呼んだが、やがて首だけぐるりと回して、正面から、 「藤尾は駄目だよ」と云う。落ちついた調子のうちに、何となく温(ぬる)い暖味(あたたかみ)があった。すべての枝を緑に返す用意のために、寂(さ)びたる中を人知れず通う春の脈は、甲野さんの同情である。 「そうか」 腕を組んだ宗近君はこれだけ答えた。あとから、 「糸公もそう云った」と沈んでつけた。 「君より、君の妹の方が眼がある。藤尾は駄目だ。飛び上りものだ」 かちゃりと入口の円鈕(ノッブ)を捩(ねじ)ったものがある。戸は開(あ)かない。今度はとんとんと外から敲(たた)く。宗近君は振り向いた。甲野さんは眼さえ動かさない。 「うちやって置け」と冷やかに云う。 入口の扉に口を着けたようにホホホホと高く笑ったものがある。足音は日本間の方へ馳(か)けながら遠退(とおの)いて行く。二人は顔を見合わした。 「藤尾だ」と甲野さんが云う。 「そうか」と宗近君がまた答えた。
**************************** *場面説明*その後また書斎で話(結婚や今後の話)が始まるが、甲野の言葉は衝撃的なものだった。
「母の家を出てくれるなと云うのは、出てくれと云う意味なんだ。財産を取れと云うのは寄こせと云う意味なんだ。世話をして貰いたいと云うのは、世話になるのが厭(いや)だと云う意味なんだ。――だから僕は表向母の意志に忤(さから)って、内実は母の希望通にしてやるのさ。――見たまえ、僕が家(うち)を出たあとは、母が僕がわるくって出たように云うから、世間もそう信じるから――僕はそれだけの犠牲をあえてして、母や妹のために計ってやるんだ」 宗近君は突然椅子(いす)を立って、机の角(かど)まで来ると片肘(かたひじ)を上に突いて、甲野さんの顔を掩(お)いかぶすように覗(のぞ)き込(こ)みながら、 「貴様、気が狂ったか」と云った。 「気違は頭から承知の上だ。――今まででも蔭じゃ、馬鹿の気違のと呼びつづけに呼ばれていたんだ」 この時宗近君の大きな丸い眼から涙がぽたぽたと机の上のレオパルジに落ちた。 「なぜ黙っていたんだ。向(むこう)を出してしまえば好いのに……」 「向を出したって、向の性格は堕落するばかりだ」 「向を出さないまでも、こっちが出るには当るまい」 「こっちが出なければ、こっちの性格が堕落するばかりだ」 「なぜ財産をみんなやったのか」 「要(い)らないもの」 「ちょっと僕に相談してくれれば好かったのに」 「要らないものをやるのに相談の必要もなにもないからさ」 宗近君はふうんと云った。 「僕に要らない金のために、義理のある母や妹を堕落させたところが手柄にもならない」 「じゃいよいよ家を出る気だね」 「出る。おれば両方が堕落する」 「出てどこへ行く」 「どこだか分らない」 宗近君は机の上にあるレオパルジを無意味に取って、背皮(せがわ)を竪(たて)に、勾配(こうばい)のついた欅(けやき)の角でとんとんと軽く敲(たた)きながら、少し沈吟(ちんぎん)の体(てい)であったが、やがて、 「僕のうちへ来ないか」と云う。 「君のうちへ行ったって仕方がない」 「厭(いや)かい」 「厭じゃないが、仕方がない」 宗近君はじっと甲野さんを見た。
これでも萌えないという人がいたら、挙手願います。 マンツーマンで教えてあげよう(笑)。
MAD TIGER地味作品集
|