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ゴシック&クラシカルロリータ嬢の為の空間。
当邸を公開してから この謳い文句をTOPページに必ず載せていました。 当時はロリータで検索するとアダルトカテゴリーばかりヒットして ロリータという響き自体が怪しい色眼鏡で見られていました。 溢れるアダルトロリータの中でも、当邸を探し当ててくれる少女が きっと居る筈だと信じて、ロリータという言葉を憚らず使いました。
あれから5年。 ヴィジュアル系バンドの最盛期や、雑誌ケラによる煽り、映画の影響で ロリータはひとつのファッションカテゴリーとして広く認知されるようになりましたが 同時に 私の抱いていたゴシックのイメージからは遠ざかりました。
ゴシックと聞いて浮かぶのは何でしょう? 蝙蝠、暗闇、ブラッド、悪魔…。 退廃的なイメージばかり。 確かにゴシック小説という分野で考えると当然の連想でしょうけれど 私が抱いていたのは『荘厳』と『純潔』のイメージであり 今のようにおどろおどろした世界観ではありませんでした。
ロリータ=ゴスロリという一般認識にはもう慣れましたが (説明するのも面倒なので そう言われたら逆らいません。) 同じロリータ嬢にまでゴスロリ的趣味や見解を求められるのが苦痛になりました。
どうして常に世の中を懐疑的に見なくてはならないのか。 どうして諦めや脱力感、破壊、自虐といった負のイメージを 格好良いと思うのか私にはどうしても同感することが出来ないのです。 それで本当に苦しんでいらっしゃる方もいるのですから 格好良いという理由でだけ、その気持ちをなぞらえるのは失礼だと思います。
というわけで、我が邸からゴスロリの文字を消していこうと思っています。 同時に、ロリータという文字も。
私が目指すのはファッションとしてのロリータではなく 理想と誇りを中核に据える より精神的な意味での 『少女(ロリータ)』という文化です。 私にとってロリータという言葉は少女という意味です。 だからといって、別に大人になりきれない子供を演じるつもりはありませんし、 甘えも媚びもしませんし、純真無垢な生娘なわけでも当然ありません(笑)。 ただ、自分の中にある美学に背かず生きていきたいという想いあります。 その美学のなんたるかまでわざわざここには書きませんが。
これからは『少女』または『少女服』という呼称に順次変えてゆきます。 宜しくお願いいたします。
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