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「暗幕」日記

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2007年09月02日(日) ドラマCD感想:インフィニティブレード第1巻限定版〜杉田智和の無駄遣い〜

※このログは、特殊嗜好を含む内容のコミックに関するものです。
一部フォント色換えで伏せました。

コミックにドラマCDがつくというので、内容も知らずに限定版買ってみました。はじめて単行本をパラ見して、自分の趣味でないのがはっきりしました。
どういうことかというと、グロテスクなシーンがメインの話だからです。具体的には女の子の乳房を剣で突き刺したり、人体切断したりする漫画だからです。

ファンタジーとして男性同士の仮想恋愛(BL)を嗜む層が例外であるように、こうした漫画を好んで読む層もまた例外だと思います。個人的には、商業誌というより同人誌のような媒体で出るような内容だと思う。そして二番目にキャストのある声優さんの役は以下にあげる意味で、エロアニメの、ヒロインの従者または側近とよく似ている。

アダルトアニメのヒロインは、最終的には陵辱されることが決まっています。最終的なカタルシスを盛り上げるために、それまでに散々危ない目には遭うけれど危ういところで難を逃れたり側近の助けで救われたりもしますが。ストーリー本筋には大して影響のない場面でヒロインに絡んだり、場合によってはスカートめくり相当のエッチなことをしかけたりもするけれど、決してヒロインの処女性を脅かさない、宦官めいたキャラが今回の「ギル」の立ち位置だと思いました。

この漫画は、「可愛い女の子を、合法的に切り刻みたい」というコンセプトでできています。ヒロインは殺人ロボットで、強い敵で人間ではないので何をしてもいいことになっています。ギルは彼女専用の「盾」で、「攻撃手段を持たない」=やはり去勢されています。ヒロインを好きにしていいのは読者が投影できる人間の男キャラで、いくら悪役声であってもギルの存在は読者の脅威とはなり得ません。そして多分このドラマCDの聞き所とは、ヒロインがいかに可愛らしく、痛がったり苦しんだりするかというところにあるのだと思います。
途中で聴くのをやめたから以下は想像なのですが、この作品の場合ヒロインの敵、つまり人類にとっては味方である、そして読者の嗜好を代行するヒーローは、無駄に好青年になるのではないだろうか。ギルが(加工済みではありますが)低い・暗めの悪役声なのでそれとの対比だとそうなるであろう。というより、杉田の声が既に無駄に悪役声なのです。機械なんだからふつうのおじさん声(という年齢でもないですがまだ彼は)でも良さそうなのに。

LaLa、コミックヴァルキリーと、出版社の販促にのってみましたが次からは、雑誌のカラーも見てから購入を考えることにします。




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