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「槞梛俚庵(るなりあむ)


時折綴

2005年05月09日(月) 「繋がる」ということ

スラムダンクの作者・井上雄彦さん自らが企画した「あれから―――」を
深夜に放映していた。

神奈川で行われたスラムダンクのイベント。

連載が終わってから、もぅ8年も経つんだね。
あの頃9歳だった娘が、花道たちと同じ年齢になったなんて。

何度読んでも、胸が熱くなる「スラムダンク」。
親子揃って大好きで、コミックスも全巻買って、時々読み返したり。
名作だと思う。

このイベントのために作られた、一時的なwebサイトに書きこまれた
ファンの熱いメッセージは、どれもみんな真に迫るものばかりで…。
井上先生も、実際にファンと「繋がる」という感覚を味わってみたかったと
話していらっしゃった。

神奈川にある廃校になった高校で、23枚の黒板に
井上先生が花道たちの「あれから10日後――」を、チョークで描き、
すべて手作りの「湘北高校」を作り上げて…。

それを見に来たファンたちの誰も、黒板に描かれた絵を消したり
いたずら書きしたりすることなく、ガードマンもいないのに
そんな心ないことは誰ひとりとしてする人もなく
イベントは大成功したのだそう。

書き手と読み手。
その心のボールのパスは、見事に繋がったのだろう。
本当の意味での「繋がり」が、そこにあったと思う。

このOAを見ていて、わたしは誰かと何かで「繋がる」ということに
臆病になっているんだな… と感じた。
電脳界でもリアル界でも。

井上先生の投げたパスは、わたしはどう投げ返せるのだろう。
振り返る花道の笑顔を見つめながら、長い時間、考え込んでいた。


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冰月まひな [MAIL] [HOMEPAGE]