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「槞梛俚庵(るなりあむ)


時折綴

2001年07月07日(土) 七夕の夜に…

いつもは梅雨の真っ只中で、七夕に星空がのぞめたことは少ない。
それが今年は6月下旬から、梅雨明けしたような暑さと
青空が続いていて、今宵は綺麗な夜空が広がっている。

わたしが子供の頃は、まだ東京の空でも夜は暗く、
オリオン座の中心にある星雲も、双眼鏡で見ることができた。
それがここ数年で、急速に夜空が明るくなって来てしまった。

綺麗な夜空といっても、天の川は見えないけれど…
今宵は星たちの囁きに耳を傾けよう…。
天の川を越えて愛しい人に逢いにゆく、牽牛と織女の
素敵なロマンスの伝説に…

そして今夜は十六夜の月。
満月よりも美しいと詩歌にも詠まれている、
麗しい月が見られる。

現代人は、空を見上げることが少なくなったと言われている。
今夜くらいは足元を見るのはやめて、
空を見上げてみてはどうだろう…。
たとえ雨模様でも、その厚い雨雲の上には、
満天の星空と月が輝いていることを忘れないでいたい…


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冰月まひな [MAIL] [HOMEPAGE]