『無題』
完璧な容姿。 完璧な頭脳と身体能力。 そして誰に対しても人当たりがよく、周囲の評判は上々。 加えて家族思い。 そんな絵に描いたような人間。
でも。 完全無欠すぎてどこかに”嘘”があった。
まったく、酔狂なことをしていると。 そういう自覚はある。 確率は一桁。 が。 この、組み敷いている相手は大量殺人者かもしれない。 しかも、自分が手をくだすことなく死に追いやる。
「--・・」
無意識に。 熱の固まりを飲み込んだようにカラカラな喉から。 絞り出されるように呼ぶのはかの殺人者の名前。 熱で曇った視線を虚空に彷徨わせながら、薄い茶色の髪を揺らせて彼は違うと首をふる。 それは、自分の名前ではないと。
これは、戦いでもある。 どちらが先に、陥落するか。
終焉が近いことを感じ、喉の乾きに耐えかねるように唇をあわせれば。 しなやかな腕が首に回されるのを感じる。
・・・失墜する感覚。 目を閉じる瞬間。 確かに。 瞳を三日月型に笑ませる彼を見たような気がした。
・・・って長! これじゃSSSでなくSS? 実は↓の新しいダーリンvのヒントだったり・・・って思いっきりばればれですかー(笑)。 でもこれが初書きですよー。 このくらいの長さなら書けるということも発見したんで、今後、ここも日記兼SSS置き場にしちゃおっかな・・・で、書けそうならアップ、とか。
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