ナギツヨライフ

2008年05月25日(日) 山のあなた。

昨夜のスマステ見ましたか?
クサナギツヨシの良き理解者がふたりも揃っちゃって。
ぷっすまでクサナギ語をつっこまれていましたが、これを訳すのに必要なのは辞書ではなく愛だと確信しました。
堤さんがツヨシがこんな風にいられるのは周りの人達が良いからじゃないかと言ってましたが私もそのとおりと思います。
人類で一番理解してくれる人間がそばにいれば、そりゃあ自分を保つためにあくせく考えたりしなくていい訳ですよ。(雑誌で読んだ時、じゃあ”この世の中で一番”ツヨシを理解してるってのは何よ?とつっこんでみたりした)
父帰るのパンフの堤さんとの対談のツヨシ評はとても印象的で、これを映像で残せて本当に嬉しかった。
ツヨシは余分なものが無い人だなあと常々思っているのですが、それを純真と表現するにはなにか躊躇を感じていたりもします。ただ、それが間違いでは無いとも思っています。
堤さんは自分が褒められるとすごく照れるのに人を褒めるときは、どストレートにほめてくれる人ですね。良い人。(かっこいいし)


さてさて、昨日24日に公開初日を迎えた山のあなたですが、六本木の一回目舞台挨拶に行ってまいりました。
レポしたいのですが、ツヨシを目の前にすると元から働かない脳みそが更に鈍くなるようで、覚えてる範囲狭いです。一部です。(発言内容は全て意訳です)
レポの下は感想です。ネタバレを避けたいという方はお気をつけ下さい。

監督は寝坊で不在という異例の事態。「今までないしこれからもない事だと思いますので、皆さん貴重ですよ」とアナウンサーの人が言いましたが、監督来て欲しかったな。直接拍手を送りたかった。
ツヨシの衣装は白シャツに薄いグレーのパンツ黒いベストにキラキラ光りまくる黒ネクタイ、靴も黒。
紹介の後トークをしたのですが、アナウンサーの人が剛と加瀬さんは同年齢とふっておきながら「何歳か知ってますかと」剛につっこまれて「27歳」と答え流そうとしたので、ツヨシが「なんで27だと思ったの?33だよ今年34だよ。ねえそうだよねえ」と加瀬さんに同意を求めつつ再度つっこんでました。
スマスマでもやっていた、亮ツヨシと呼び合えというネタふりには、まずは顔も手指も真っ赤にしたツヨシから「亮」と呼びかけるも、なかなか名前を言えない加瀬さんに「ここは呼ぶとこだから」ってうながすと加瀬さんも赤くなりながら「剛」と呼び合ってました。
マイコさんは映画では綺麗で大人という感じでしたが、実物は綺麗でありつつかわいいという印象の人で意外でした。
あとは、映画にちなんで客席の4人を出演者がマッサージしたのですが、ツヨシにしてもらってた方が羨ましかったな。剛に何度も耳元で話しかけられてたし。自分ひとりに剛が話しかけてくれるってどんな感覚だろ。
堤さんは子役の男の子の肩を揉んで、男の子が観客の方を揉んでいたのですが、ふざけた剛が堤さんの肩を揉み出した瞬間カメラのフラッシュが凄いことになってました。やっぱそこはマスコミの人にも押さえどころなんだと妙に感心。
堤さんは、ツヨシのふわふわしたコメントに対してもどかしそうな表情をしていたり、写真撮影のときもマスコミの人から傘の位置を注意されて顔を見合わせたり、台から落ちそうになって首を傾げられたりと仲良さげでした。また共演してほしいな。




以下は感想です。

これに出演している時のツヨシが好きという作品が多いのですが、この映画は作品自体が好みで嬉しい。ツヨシの映画作品で一番好き。
物語のながれとしては、登場人物が集まってきて、いくつかの小さな事件が起こった後、絡まったものがゆるゆるとほどけるように解決して、それぞれに去っていく。流れる水のごとく自然で簡潔。
巻き起こる小さな出来事はストーリーを盛り上げるというよりは、終始それらに対する人の心の動きを描く事に重点が置かれていて、石井監督が何かで語っていた清水監督の冷静な人間観察力云々という言葉が良く理解できました。
各々がしがらみやら事情を抱えていて、そのために思いとは違う選択する姿がせつない。抱えてるものは投げ出せなくて仕方の無い事として生きていく。これが人生ってやつなんですかね。
大人の映画だな。子供は途中で仲間はずれになってるし。
福さんはコミカルなシーンも良かったのですが、ラストシーンで追いすがる徳さんを見やる姿が良かった。
渡り鳥のように移り歩いて故郷もないような按摩稼業。そんな自分達とは世界が違う美千穂への叶わない思いを抱える徳さんに対するせつなさを感じました。
あと、美千穂さんが綺麗。とにかく綺麗。徳さんは男前だし。福さんはかわいい。大村はグダグダとしているところが男の人だなと思う。男の子も嘘ついたりいたずらしたり構ってもらおうとしたりして子供らしい。
完璧な善人などは一人もでてはこないけど、それぞれがそれぞれに存在している事が本当にいいなあと思えて、自分自身に立ち返って考えるとそんなに肩肘はんないで日々過ごしても良いのかなあなどと考えたりして。(や、ちょっと疲れてるので)
この映画は、絶対に一緒になって物音に耳をすませたくなると思うので音の良い劇場で見るのが良いと思います。
何度か観ようと思うので、次は目を閉じて観てみようかな。


 < カガヤカシイ過去ヘ  モクジ  アカルイ未来ヘ>


rinne [MAIL]

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