「オルトロスの犬」が終わってしまった…。(´・ω・`) 1回抜けた割にはうまく収集着いたとゆーか、これ最初からラストはこうなるとか、だいたいの作品の流れはちゃんと決まってたっぽいよね。テーマとか話の筋にブレがなかったのが良かったです。
ただ、いろんなとこ見てると、需要と供給があまりかみ合ってなかったみたいだけど。(^^;) まあこれは、10代の子供が見てもあまりピンと来ないとゆーか、ある程度年齢行ってる人がきっちり見てこそ、深い類のファンタジーではないかと。
ってか、やっぱいろんな大人の事情のせいだろうけど、触れ込みは「急展開ミステリー」だったようだし、そのせいで「ひっかけ」な演出、わかりにくい脚本になってる部分が多かった。でも見てると「ミステリーの謎解き」部分より、「人間」がとてもうまく描けてると思ったし、普通に「ファンタジーヒューマンドラマ」とでも言って、素直にわかりやすくやればもっと良かったと思ったり。
結局、竜崎とあおい先生は表と裏、竜崎が神の手、あおい先生が悪魔の手と言われてたけど、状況によってはどちらも同じ意味を持つ。人間も同じで、悪も善も捉え方次第。あの沢村理事官も、元々は榊大臣と同じで「この国を良くしたい」という所から、度が過ぎて(笑)ああなってしまったのだし。あの製薬会社の親子も同じだよね。人間って多分みんなああいう物なのだ。反対のことをしてると思えても、実はその人にとっては同じだったり。そんな不安定な物で。
まあ私は、結構最初の辺りから竜崎派(笑)で、「あおい先生のアホー!早く竜崎を助けてあげてやってくれ!」的な見方だったのですが。<ああいう「ほんとにやさしい人」に弱い。 竜崎はいつも力を他人に要求されると「あんたは俺に何をしてくれる?」と言ってたけども、ああでも言わないと相手が「治してくれて当然」と思ってしまうからでしょうね。
竜崎は人間なのだから、みおちゃんとのやり取りがほんとは当たり前ってゆーか。「いいことを教えてくれたから治してやる」>「じゃあ自分はいいから代わりに友達を」 みんなを治してではなく、自分ひとりの代わりに友達ひとりをお願いする。 竜崎を人間として接してるか、そうでないかってことだと思います。
何か、この辺のシーンは竜崎の気持ちを考えたら、すごいじーんとしてしまった。 ってか、私結構榊大臣好きだった。この人わりと早い段階から竜崎がほんとはどういう人か、何を望んでるかってわかってたと思う。それもあって、あの病院のことが一から出直す転機になったんじゃないかと。そう、結局みんな、あのふたりの「力そのもの」で生き方が変わったり、考え直してるわけではないんですよね。結局人を動かすのは、そういう特別な力ではないのです。
なので、ダムを見ながら「母とおまえがいたあの頃に帰りたい」と竜崎が言った時、泣きましたよ…。(T△T) だって他で本音を言ったことなんてほとんどなかったじゃん。そうしないと生きて来れなかったんだよね、竜崎は。あおい先生はつい最近まで(力は気づいてたにしろ)家族もいてのほほんと普通にシアワセに暮らしてたのだし。
あおい先生はその辺、良くも悪くも「普通の人間」だったのだと思う。ラストの子犬のことにしろ、普通の人間の「いい人」だったらああすると思うし。 ってか、まあふたりとも生きてて、力なくなって良かったですよ。特に竜崎はあんなつき物が落ちたような笑顔で良かったです〜。(T▽T)
何つーか、長谷部刑事がよく「そんな力で病気が治るのは違う気がする」と言ってたが、人間の命にかかわるようなことって、あんな風に簡単にどうこうしちゃったらいかんのだと思うよ。うまくは言えないけど。ってか、人間で「うまく言える」人はいないと思う。だから長谷部刑事の言い方は正解だと思うし、普遍のテーマなのではないかと。
そういや前に友達と盛り上がったのが、長谷部刑事の先輩の刑事が、認知症の奥さんを治させようとする回。あれはほんとに人間がうまく描けててすごいと思ったです。↑のようなことを言ってた長谷部刑事でさえ、自分の世話になってた先輩が今死ぬって時には竜崎にすがらずにはいられない。そりゃ人間として当たり前ですよね…。みんな必死だもん。で、その願いを聞いて助けても、助けなくても、その度に傷つく竜崎。。(T△T)
まあそんな感じで。ダムのシーンでは「普通先に沢村から銃取り上げるやろ!何やってんねん!!」とか「沢村逮捕するより先にけが人助けてよ〜!!」とか「長谷部刑事からあのふたりまではどんだけほど距離が!!」とか、多少思うことはありましたが(笑)、久しぶりにおもしろいドラマでしたv
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