日曜でしたっけ。「涙そうそう」私も見てたんですよ。(笑) いや、友達がブログに書いてて思い出して。ってか、その友達のブログ読んで「あれ。この子もやっぱそう思ったのか…」と。 私も全然見る気なくて(主演のふたりがあんまり好きじゃないので)、たまたま点けてたらいきなり始まったから「おー、沖縄だv」と何となく見てたんですが、予想以上におもしろくて最後まで見てしまい、ぼろ泣き。(^^;) ま、再放送みたいだし、ネタバレとか考えずに書きますが。
私は最近見た邦画(あんまり見てないけど)の中で一番良かったです。すごい良作だと思いました。悪いけど、主演のふたりの名前だけで毛嫌いしてた。(^^;) 「うわー、こんなん今までちゃんと見てなかったんだー」と、いろいろ某掲示板とかの感想を見てたのですが。…あれ、何だ結構不評なんだな。(笑) と。 意外でした。やっぱり自分はマニアックなのか。(笑) とりあえず、つまぶき(にーにー)が死ぬラストがみんな納得行ってないようです。「安易に人死なせて感動させるラスト」みたいな。↑に書いた友達も、すごく悲しくて嫌だったみたいだし。
っていうか、あの話、私はにーにーが死ぬのはエピローグみたいなもんだと思ってて、「悲しい」とは思わなかったんです。あの話のクライマックスって、妹が自立する所かと。あの後、「あれ?まだ終わりじゃないの?」と思って時計見ましたから。(笑) あのシメ方はすごいうまいと思ったんです。最近の、と言うよりは、昔の映画的?導入部が「沖縄の町のどこかの、ひとりの青年」で始まって、「沖縄に還ったひとりの青年」で終わってる。その辺すごく完成度の高い「映画」だと思いました。
何つーか、「特別なふたり」を描いてるわけじゃなく、「沖縄で住んでたどこかの兄妹」の物語だと。おばあが最後に「みんな死んだらここよりもっと南の島で幸せに暮らしてる」っていうのは、そういうことだと思ったんです。このセリフにしても、間に妹が「おかあさんはどこへ行ったの?」というののアンサーになっててわかりやすかった。 この話は、あのふたりがどうこうなる話というわけではなく、「沖縄」を題材にした映画なんだと。その辺「月のあかり」と似てて、私はすごく好きでした。
もっとも、あの「涙そうそう」という歌が、「兄が急死して作られた歌」だそうなので、そういう終わり方なんでしょうが、私はそれが無理矢理とは思わなかったな。「病気で死んだとしても、年取って死んだとしても、それがあの子の寿命だった」というのも、「沖縄特有」かどうかわかりませんが、ああいう自然と共存してるような「楽園」と言われる南の土地だからこその死生観だし、老人がたくさん住んでる土地柄でもあるかと。 私は、兄が死んだことが悲しくて泣いたのではなく、そういうのがすごくキレイだな、いいな、と思って泣いた気がします。
そんで、エンディングの妹の振袖姿で、これからも続いていく日常の生活、人間の営み、強さみたいなのが感じられるので、私的には「ひたすら悲しい~(T_T)」エンドではなかったな。確かに兄が死んで悲しいだろうが、おばあも言ってたように「悲しい時は泣け。」ってことで、ちゃんと気の済むまで泣いて泣いて、悲しむだけ悲しめば、いつか死ぬほどの悲しみも「大好きだったにーにーの思い出」に変わるからなあ。そんで、妹もいつか死んでにーにーやお母さんのいる南の果てに行く。
このエンディングで「人間の永遠の営み」を感じるか、「にーにーが死んだこと」を感じるかで、その人のこの作品の評価が決まるんだろうね。(笑) 友達はつまぶきのファンってことで、余計感情移入しちゃったんだろうなあ。(^^;)
あと、視点がわりと俯瞰で、どろどろに感情を入れ込まないように作られてるのがいい。だから、兄も妹もぎりぎりで感情がすれ違ってるというか、現実と同じように、視聴者も本心を察することしかできなくて、そこがまた切ない。<最近の映画とかドラマもそうだが、こういう演出・脚本ができない人が増えてる気がする。 ま、何でも詳細に見せないと納得できない視聴者も増えてるんだろうけどね。
あの兄が借金かかえるとこも、必要以上に兄の心中を描かなかったところが良い。起こった出来事(彼女との別れとか)で、視聴者に悟らせてるところが良いです。 そんで、年月経って「借金も終わったしな~」と何もなかったぐらいにさらっと陽気に言わせてるところが、兄の人柄、沖縄の風土(笑)を思わせる。(^^;)
この映画見て、「私やっぱ沖縄好きだよな…。ほんと、一回ちゃんと行かなきゃ。(^^;)」と思ったです。(笑) 何か、いろいろ憧れの土地だ。<行った事がないから余計かもだが。(笑) 多分いい意味での「この世の果てに一番近い場所」っていうイメージなんだろうな。沖縄だから撮れた映画のような気がするのです。
で、どうでもいいけど「にーにー」って呼び方、最初聞いて「さとこかよ!?」とどうしても笑えてしまったです。(苦笑) 「ひぐらし」見てた人は絶対そう思うよな…。
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