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2007年08月27日(月)
やはりどうしようもなく子供なのでしょうか。(笑)

モリコロの前の日、スペシャルでやってた「ミヨリの森」ってアニメを見た。何か、1週間前ぐらいからずーーーっとCMで「ミヨリの森まであと●日!」とかやってたんだが、そのCMがあまりにもすごくて。(^^;) すごいというのが、背景はとんでもなくキレイなのに、キャラ絵がこれは何10年前ですか? ってぐらい古くさく、カラーリングも酷くて違和感ありまくり。動きも何かぎこちないし。<数秒のCMでわかるぐらいってすごい。(笑)

で、「どういうアニメなんだろう…」って逆に気になって(笑)ちょっと調べたら、どうやらジブリの背景やってる人(もののけ姫とか)が監督した原作付きらしくて、そこを宣伝してるみたいだった。はげ上がるほど納得。(^^;) しかも制作に2億円、3年かけたとか。声優は主人公が蒼井優で、きゃいーんの天野とかアナウンサーとかばっかりだし。

で、これはどんなことになるんだろう…とちょっと怖い物見たさもあって(笑)ちょうどマニキュア塗りながら見るのにいいわ〜と見始めたんだが、もう最初からすごいの。CMで感じた通りキャラ絵と背景の違和感がとんでもなく。(笑) プラス、演出・画面構成もかなりつらいことになっている。一番酷いのが作画で、「いったいどの辺に2億とか3年とかかけたの?やっぱ宣伝費?」としか思えないほど、原画から国外外注でしょ?な画面。(^^;)

車とかCG使ってるんだけど、それがまた合ってなく&ショボくて浮きまくり。監督はマジで背景見てもらえればそれでいいのか?と。(笑) ただ、背景もやっぱり「画面構成」が良くて初めて生きてくる物なので、キレイなのはキレイなのだがものすごく勿体なかった。もののけ姫とかと同等に描いてるんだろうけど、やっぱり宮崎駿はすごいよ。空間と世界の見せ方を心得てる。 何かもう、どういう意図でこんなもん制作しようと思ったんだろうと。金と才能の無駄遣いとしか。映画にする企画がポシャってテレビSPになったとしか思えん。背景だけなら絶対劇場用に耐えれただろうし。

そんなカオス(笑)な状態に驚きつつも、背景がキレイだからと何げに見てたのだが、……超意外にもおもしろかったのです、これが。(笑) お話的には、主人公のミヨリの両親が不仲で離婚するので、父方の田舎の森で暮らすことになるのだが。その森にはたくさんの精霊が住んでいて、ミヨリは生まれたときからその森の守り神に認められる力を持っていたらしく。ミヨリが森に帰ってきた、ってことで、精霊達が寄って来たり。

東京では友達がいなかった(両親の不仲のことがあり、誰も信じられない・頼らない生意気な子供だった)けど、田舎の子供や祖父母と壁のない人付き合いをするうちに、自分が原因で自分がひとりだった、何もかも他人のせいにしていたことに気付き、徐々にみんなに心を開いていく。で、ミヨリが森に慣れた頃、そこを沈めてダムにするという計画が持ち上がり、精霊や友達と一丸となって業者を追い返す、という感じだったのだが。

画的にはもう散々だったが(笑)、脚本はかなり評価できるんじゃないかと思った。筋的には王道だけど、登場人物のセリフの随所に入りやすいきっかけがちりばめられていて、かなり考えられてるなーと。 それが、某掲示板の感想では脚本もダメダメとされていて。全然おもしろくなかったって。私は最後までつい見てしまい(笑)、ぎゃー明日早いのに!となってしまったのだが。(^^;) 辻褄が合ってないとか、一貫性がなくてグダグダとか。 え?そうだっけ??食い入るように見てしまったが、とよくよく考えてみたのですが。

某掲示板に文句書いてるような「重度のアニヲタでしかない人間」には、あの主人公に感情移入して見てなかったからこういう評価なんだろうな、と。あの話、精霊がどーの、ダムにするのがどーの、と一見「自然を大切に」って話なの?みたいなのだが、結局は主人公の子供の内面の成長を描いた話というか。 だから、後半ダム業者が悪、ダムなんかで村を沈められたらイヤ!となってもその展開はOKなのだし、私に違和感がなかったのは、ミヨリ視点で見てたからなのだ。それができなかったら、「勧善懲悪の2元物」とか、「今の時代ダム工事が悪って…」「ダムの業者だって生活かかってるから必死になるよ、そこが描けてないからダメ」とか言う感想が出てくるのだよね。「森に来てから急にいい子になった。ご都合展開」とか。

いや、元々気は強いけど、素直ないい子だったと思うよ。両親と離れて、悪意のない他人と接することによって本来の自分に戻れたんだろう。ほんとに意気地が曲がってるのなら、あんなに祖父母の言う事素直にきかない。脚本ですごいなーと思ったのが、まだミヨリが村に来て間もない頃に、祖父に話しかける時に「あの」と言ったら、祖父が「あの、じゃない、じーちゃんだろ?」と笑顔で言って。それにちょっと照れながらも「じーちゃん、」と話し始めたシーン。 あと、母親も子供から見て絵に描いたようなダメ母だったのも良かった。(笑) 多分この話、子供にはウケ良かったと思う。すごく気持ちがわかる・共感する仕様になっていた。

ってか、私がバカというか、とりあえずこういう場合思いっきり子供になって見てるので、ダム業者の人達は調査に来てるだけだと思いこんでて。最初ミヨリ達は「天然記念物のイヌワシが見つかればダムにはならない」と森にイヌワシを探すんだが、そうそう見つかるわけがなく。それをつい業者に嘘をついてしまって、精霊のひとりがイヌワシに変身して見せるんだけど、業者がミヨリ達を追い返した後、そいつを銃で撃って殺そうとしてね。

で、ミヨリが「あいつらは調査しに来たわけじゃなく、ダムを作る為にイヌワシみたいなのがいたら殺そうとして来たんだ」って言ったのに素直に「Σ(゜Д゜)ええっ!?」となり(笑)、撃たれた精霊が「ミヨリ、痛いよう、元の姿に戻れないよう」「私の家に隠れておこうよ」「森から離れたくないよう」というのについ涙してしまった。(⊃Д`) そういう感性なら「何でこんなひどいことするんだよ!!ダムの業者なんか追い返せー!!(泣)」となるわな。(笑) ってか、ミヨリがこの精霊が撃たれたのがめちゃショック、ってのがすごくわかったし。蒼井優がめちゃめちゃうまかったのです。

この人声優うまいって聞いてたけど、これほどとは思わなかった。これがヘタとかって言うヤツ、普段どんな萌えアニメ声しか聞いてないんだと。(笑) あとの人達もみんなうまかったよ。天野とかもかわいかったし。 とにかく不思議だったのが、何でここまで作画にお金回さなかったんだろう、ってことでした。(笑) バランス悪すぎだったもん。制作する時に気にならなかったんだろうか。 そりゃアニヲタには受け入れられないわー。

ただ、作画がどんだけ悪くても、内容がおもしろくて見れるアニメってやっぱあるよねーと思いました。(笑) うん、最近の最新アニメしか見てない・それに慣れてるアニヲタにはきついだろうね…。ああいう感想が出るのもわかります。(^^;) でも逆に絵がものすごくキレイで演出とかすごくても、まったくつまらんアニメとかもあるしなー。(そのヘンは個人の感性・趣味の問題だろうけど。)

で、結局最後まで見てしまって、寝たのが12時過ぎ、翌朝5時起きが辛かったです…。あの炎天下で倒れなくて良かったわ。(^^;)