今日は昨日の疲れもあって(笑)一日中家にいました。現在ヤフーで配信中の「FREEDOM4」を見たり(今回もすげーおもしろかった!!笑)、ラジオ聞きながら本読んでたり。こないだ本屋で、あの伊坂幸太郎の文庫を見つけて買ったのです。東京創元から出てた「アヒルと鴨のコインロッカー」を。………最後1/5ぐらい、ずっと号泣しながら読んでました。何度鼻をかんでも鼻が出る、ぼろぼろ滝のように目から水を流しながら。。(^^;) 一応ミステリーなんですけど。すごいどんでん返しとかもあって、エンターテイメントとしてもすごくおもしろいんですけど。
この人、前の「グラスホッパー」でも思ったが、何て美しい物語を書く人なんでしょう。ほんと、作者はまだ若いはずなのだが、遠藤周作の「死海のほとり」や「深い河」を読んだ時の気分に似てたです。特に「深い河」。遠藤周作にとっての「インド」がこの人にとっては「ブータン」だったのだな。 私は思春期の頃は、「人間は死んだら終わりだ、何もなくなる」と思ってました。それが真理だと。
確かに、今もそれが物理的な現実だとは思ってますが、今は「真理」だとは思いません。輪廻転生の考え方は、日本人にとっては胡散臭く、宗教的に思いますが、この「アヒルと鴨の〜」に登場するブータン出身のドルジにとっては当たり前の考え方であって、真理であるからです。生まれた場所の風土や考え方の違いでしかなく、死んだ後のことなんて誰にもわからないし。
でも、この作品の中でのこの考え方は、非常に美しく、いい思想に思えました。こんな風ならきっと人はみんなやさしくなれるのだろうな、と。 しかし、こんな風な考え方をしてても、人間はいろいろ辛いことがあって、人を憎んだり傷つけたりもするのだろうな、とも…。その矛盾が、前の「グラスホッパー」でも感じたこの人の良さというか、私の波長と合うのだろうな、と思いました。(^^;) 一筋縄ではいかないから、いろんなことはきらきらしてて美しいのですね。(笑)
この話、映画になってるんですね。東京とか東北(仙台の話なので)では上映されてる(されてた?)みたいです。瑛太が主人公をやったようですよ。<ビジュアル的に似合いすぎ。(笑) 帯になってる写真、仙台駅みたいなんですけど、……ここ知ってるかも、みたいな。(爆笑)
しかしこの人の話、ほんとにおもしろいですわー。ってか、とにかくすごく世界観がしっかりしてるというか、まとまり感がすごいのです。全部の伏線回収されてるし、綿密な葉脈みたいに全部がつながってて、各々登場人物が誰に影響されてそういう行動に出てるかや時間軸が全部はっきりわかるのです。そういうのもすんごくドラマチックで、整理された理系的な感じが美しい。<この辺は島田荘司の美しさに似てる。全部ほどける時の清々しさとか。(笑) 興味がある方は是非読んで見てくださいv
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