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2004年04月29日(木)
長生きはするもんだ。

映画「アップルシード」見てきました。以下若干ネタバレありで。


いやあ………。映画の中でヒトミちゃんってキャラが言ってたことと同じですが、長生きはするもんですね………。 すごい。何じゃありゃ、ってカンジでした。そうか、日本のアニメって、ここまで………。予想を遙かに超えてました。てか、アニメ、って枠を越えてます。素晴らしかった。見に行って良かった。もう1回くらい見に行きたいかも。(完全入れ替え制だったのよ…。)とにかくアクションシーンはものすごくて、それだけでも何回も見る価値はあります。

唯一難を唱えるとすれば、私的に2Dが好きってのもあるんだろうけど、人物の動きが若干重く感じることかな。3D特有の、リズム感の悪い動き。2Dだと割り切れてるから気にならないんだけど、あそこまで実写に近くなるとそれが気になります。それだけ人間の動きって複雑で、CGでは再現しにくいってことなんだよね。 ほんと、ケチつけるならそれだけ。それも欠点に入らないくらいのいい出来だったし。3Dって、あそこまで来たんだねー。(感動) もうキャラの表情とか、動きとかはホンモノそのものだよ。ヘタな実写よりいい表情してたりする。目の表情とかも。個人的にはあそこが特に好きだった。ヒトミちゃんが恋の話してたとこ。アニメとは思えない程の色っぽさだった…。( ̄¬ ̄*)萌えー。 あんな子がバイオロイドだなんて、もったいない話だ…。てか、もう既にこの辺から泣いてました。(爆笑)いやー、この映画があんなに泣けるなんて、先に言ってくれればハンカチ出してたのに、みたいな。(^^;)<号泣状態。

近未来の話で、人間と遺伝子操作で作られたバイオロイドが共存してるんだけど。人間の方は何回も世界大戦繰り返したりとかどうしようもなくて。そんで感情を抑制された、人と争ったり嫉妬したり、欲望を押し通したりしないバイオロイドってのが作られたワケだけど。 こう書くと一見バイオロイドって平和的で、いい社会を築けそうなんだけど、欲望がなくて感情が制御されてるってことは、「恋」をすることもなく、おまけに生殖機能を取り上げられてて、遺伝子操作でクローンを作るしかないんですよ。 まあ欲望がないから何も不都合がないんですけどね。(sexもしないそーです。) でもそんなんって、何か、悲しすぎるじゃないですか。知る権利があって、知らない方を選ぶならともかく、人為的に操作を加えられて、情報としてしか「恋」を理解できないなんてさ…。そのバイオロイドのヒトミちゃんは、恋に憧れてて、主人公のデュナン(人間)にどういうカンジなのか聞くんですね。その表情がものすごく良かった…。アレは2Dアニメには絶対出せない表情だ。

とにかくアクションシーンとかがものすごい映画だったけど、そういう人間的な表現もとっても細かい映画だった。あの、ブレアリオスとのロッカーでのシーンもすごくいいな、と。とりあえず、「ホコリが舞ってる」のにもう信じられねー、と…。窓から光りが刺してるところに、ホコリが舞ってるんです…。で、デュナンが腹立たしげにロッカーの扉蹴って、座り込むの。 ここはもう、本気でアニメじゃないです。てか、実写でもここまでの演技する人ってなかなか、ぺーぺーでは。(笑)すっごい複雑なデュナンの内面が表れてる。てか、デュナンってすんごく戦闘は強いけど、すんごく女らしいとこもあって、ここは両方が見事に表されてるシーン。

最後までデュナンと一緒にハラハラドキドキでしたよー。(笑)ヒトミちゃんを助けて!!ブレアリオス死なないで!!お願い、止まって多脚砲台!!!みたいな。(^^;) いや、いい映画でした、ほんとに。これは確かに、全世界で公開するべきだ。 てか、私実は、「マトリックス」とかああいうの、全然興味ないんですよね。(「キルビル」とかになったらまた話は違うんですが…。ちょっと見てみたい、アレ。) まあ見てないからこう言うのも何なんですが、はっきり言って日本のアニメヲタであれば、ああいうのは目新しくも何ともないんですよ。(爆)CMとかはちょこちょこ見かけましたが、この「アップルシード」とかと比べて言えば、実写と3Dアニメの違いはあれ、ああいう世界を表現するのであれば、こっちのが数段グレードは高いです。とにかくこの映画は、今、3Dアニメだからこそできることを、できる限り出し尽くした、って感がありました。 何か、コレ見て「駄作だ」って言える人って、ある意味すげーよなー、って思う。(笑)

クライマックスでデュナンが「自分の生きていく道は自分で決める!」みたいに叫ぶシーンはすっごくかっちょよかった。うん。この辺「デビルマン」にも通じると思うし、今の世界に通じるとも思うんだけど、「ヒト」が愚かすぎるからって、誰か一部の人間が判断して絶滅させてしまっていいわけがない。国間の戦争も同じ。 この「アップルシード」、一応原作的には「イノセンス」と同じ士郎正宗だけど、「イノセンス」とはまた全然違った作品だった。映像的にも話的にも「ハードとソフト」が非常にうまく融合した、大成功作だと思う。