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2004年03月18日(木)
「イノセンス」、その後。

やふーのレビューを見てました。ほほお…。おもしろい。(笑)思ってた通り賛否両論まっぷたつだけど、特に「つまらなかった」って感想を見るのがおもしろかった。 なんでわざわざ「つまらなかった」なんて感想、投稿するんでしょうね…。人間て…。 まあソレハサテオキ。(笑)

見てると、「おもしろかった」と書いてる人は、完全に「押井守信者」な人か、私のように全く前知識を持たずに行った人が多い気がする。余分な先入観がなかったから、素直に入り込めたつーか。だって単純に映像と音楽だけでも見る価値あったもん。映像なんて、それこそ世界トップクラス間違いないし。 「つまらなかった」って人は、逆に先入観があったというか、「押井守を元々知っていた」「ジャパニメーションは世界的にすごいということを知っていた」とか、全国劇場公開作品なんだから、万人が楽しめるものじゃないはずがないだろう、と、見に行ってみた・または付き合いで見に行った、って感じ? それで文句たれるって、どういう了見なんだ、と、私なんかはフシギでたまらん。(苦笑) 要は「自分には合わなかった」ってだけのことではないのか。人間ひとりひとりの感覚なんて違う物なんだし、万人が楽しめたって、自分は楽しめない映画もあって当たり前かと。(それは私がオタクだから?^^;) 表現者というものは、「消費者に作品を提供する為だけに表現する義務がある」人達のことではないと思う。多分、あれを自分がつまらなかったという理由のみでしか語れない人達は、そこの捉え方が根本的に違うんだろーな。

てか、せっかく見に来たんだったら、ひとつでも「へえええ。」なことを発見して帰りたいじゃんね。(笑)わかる・わからないは置いても「なんかすげえかも」みたいなさ。 「つまんなかった」って意見で、「ストーリーが薄っぺらい」とかゆーのもあったけど、私はおもしろかったなあ。てか、あれでストーリーまでこてこての難解だったら、ほんとにバランス悪いし、誰もわかんない映画になります…。(^^;)結局、先日宙で押井守に詳しい友人Mさんも言ってましたが、「感覚で理解する映画」だったってことかと。「どうなるんだ、どうなるんだ、ハラハラドキドキ!」ってゆーのじゃなくて、ストーリーの間でいろいろ考える系。

もしくは考えなくても、近未来刑事アクション・永遠のラブストーリーとしてゆったり見るか。根本のストーリー自体は、ハリウッドのオーソドックスな刑事物と変わらんと思うし。オタクな感性に転んで「あの漢文の意味は…」とか重箱のスミつつくみたくいろいろ突き詰めなくても、十分「楽しい映画」だったと思う。 つまらなかった、と言ってる人は、見ようによってはとんでもなく哲学寄りな所を「頭で理解」しようとしたんじゃないかなあ。「映画を楽しむ」というよりは。 そんなことしようと思ったら、それこそ押井作品について詳しくないとダメだし、哲学にも通じてないとダメだし、相当頭良くないと無理かと。(^^;)そういうのはオタクに任せましょうよ…。(苦笑)

見てから日が経って、ようやくバトーの気持ちをいろいろ考えられるようになり、かなりせつない気もしてきました。最愛の少佐はいつでも自分のそばにいるけど、バトーの世界にはいない。やっぱカラダが機械でも人形でも、魂が入ってて触れる「現実に実在してる」感覚がない状態つーのはかなりつらいと思う。逆に「死んだ」とかのが吹っ切れそうだよね。(^^;)ただ、だからこそふたりの愛情ってのは、永遠なんだろーな、とも思うけど。私はやっぱり触れる方がいい…。(笑)カップルで見に来てた人達、ここがわからなかったら勿体ないねー。「大好きな人が今、自分の隣に実在する」って、すごくシアワセなことだと思うよ。<特に女の子の方がつまんなそーな感じでした。(^^;)