「薔薇の十字架」最終回でした。以下ネタバレありで。
……もったいなかったですね。1話カットされたの。(^^;)いくらなんでも、1時間の間に病気が発覚して、ラストで死ぬってのはいかがなもんか。(笑)多分、そのカットされた1話の間に伏線が入るはずだったんでしょうね。先週までの分で何も伏線なかったからなー。確かに泣けたのは泣けたんだけど、やっぱり整理できてない無理矢理感があったのはキツかったな。大体ラストに於いて主要人物が死ぬってのは、ズルい感が付いて回るもんだしさ。そこをうまくあと1話の間に納得させてれば、大ラスの澄子さんとトウゴのシーンももっと感慨深くなっただろうに。
でも脚本自体がかなりしっかりしてたから、興味深い話であったのは確かです。言いたいことがはっきりしてたからね。結局、生きていく上で「終わり」はないんだよなー。人と人とのつながりも、生きていけば形は変わるけど、許すこともできるし。
澄子さんがラストで、お母様に赤ちゃんを見せた時に、すごく感動しました。恐らくもうトウゴの顔さえあやふやなのに、澄子さんの顔見た途端、彼女のことを思い出すなんて。一緒に住んでた頃と同じように「澄子さん」って呼んだけど、あの頃とは全然カンジが違うように聞こえました。結局、憎しみも愛情も、その人への執着には変わりなくて、やっぱりいろいろあったけど10年一緒に暮らしたってのは長かったんだなー、とか。「情が湧く」ってことなんでしょうね。人間って不思議だ。
何かこのドラマ、キョウスケと澄子さん・アキとトウゴの赤ちゃんのことにしろ、アキの病気にしろ、井原くんのアキへ・澄子さんのトウゴへの想いが叶わなかったことにしろ、人生って自分の思い通りなかなかいかない物だなあ、とか。(笑)自分が望むことでも、ちょっとした周りの事情でうまくいかなかったり(澄子さんにとってのお母様の存在ですね)、自分は子供できたらさよならするつもりが、相手もつらかったり。子供とシアワセに暮らしていこうと思ったら、ガンになっちゃたり。トウゴが「遠回りしすぎたんだ」ってのはそういうことだと思う。人生、なかなか思い通りにはいかないんだから、せめて自分が何を一番に望んでるのかは見極めないと、一生願いなんて叶わない、ってことだよね。アキのお母さんが言ってたとおり、少しくらいワガママにならないと、自分のほんとのシアワセなんて絶対掴めない。
そんで、「60になった時、自分に何が残ってるか」じゃなくて、死ぬときは全部置いて行くけど、だからこそ自分にとって、かけがえのないものを死ぬまでに見つけておけ、と。何かやっぱり、不思議だけど「一生にお互いひとりだけの人」ってきっといるんだね。とか言ったらまた妖精チャンだとか言われそうですが。(笑)このドラマ見てると、そういう風に思った。奇蹟みたいだけど、そういう奇蹟ってほんとにあるんだ、って。
あとね、何か、このドラマって、女の人が脚本書いてるだけあったというか、フツーのドラマよりずっと「女の人の本音」が描かれてたと思う。澄子さんのトウゴへの執着にしてもそうだし(10年分利子つけて払って欲しかった、ってゆー)、アキの「彼の奥さんに子供ができたって聞いて、すごく遠くに行ってしまった気がした」とか。すごく女性の利己的な、恋するが故の嫉妬心とかが、細かく描かれてた気がする。特に上の例の両方はよくわかった。(笑)自分で目をそらしたい部分だよなー。(^^;)よって「私の場合、どういう状況下でわかったか」というのはあえて書きませんけど。(爆笑)でもこの二つって特に、シチュエーションは違っても、たいていの女性は経験したことがある感情だと思う。「薔薇であるが故の罪」とでも言うか…。
そしてキョウスケはやっぱり王子でした。惚れるわ。(笑)
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