| 2010年05月27日(木) |
ナルトさんシンパシー |
しのみが少年ジャンプを買っている影響で なんとなく人気のジャンプ漫画も読んでしまっているナスであります。
読み出したのは数年前なので、ナルトさんは途中参加。 毎週軽く読み流してるだけの不真面目な読者なんですが 今週のナルトさんには唸ってしまった。 …という内容の日記なので、単行本で楽しんでる方は 回れ右をお願いします。
修行の一環で、「本当の俺」を自称する裏ナルトみたいな… ペルソナ2で言うトコロのシャドウみたいな?? なんかそんなのとナルトが対峙してて、それが決着するお話。 ナルトと裏ナルトの関係は、魔法使いとスカーだな… と、思ったのでした。
裏ナルトは悪のナルトみたいに見えますが 悪っていうより、傷なんだよね。 忘れて知らないふりをしてるけど、傷を痛いままずっと抱えていて 守らなくちゃ、倒さなくちゃ、強くならなくちゃ… 常に「対抗できる何か」を求めている。これ以上傷が増えないように。 コンプレックスをバネにした向上心とでも言うのでしょうか。
今までヒーローが「裏」とか「闇」とか付いた自分と対決して勝つ話は 随分たくさん語られたと思うけど、腕力で打ちのめしたり 認めることで敵が自滅したり…って本当にそれで勝つの? 一時しのぎじゃないの?ってのが多くて。 ここまで共感する勝つ話は、ちょっと無かった。
お前のおかげで頑張れた、ありがとう。もういいよ、さようなら。
ナルトの勝ち方はまさにコレだった。 傷を癒すには、コレしかないと思う。 忘れようにもひっきりなしに訴えてくる。 抑えれば倍になって返ってくる。認めるだけじゃ振り回される。
慈しんだあと、手放すしかないと思う。 すると傷はもう存在できなくなるからだ。 存在できない…というより、境界が無くなって 「表の自分」と「裏の自分」の両方が消えてしまう。 これだと信じて築いてきた「自分」の概念が消える。 努力向上の大儀の元にある復讐も、敵味方を生む分離も無くなって もうただ、許容しかなくなってしまうのです。
大人気少年漫画のヒーローがこれをやるって…すごいことだと思う。 簡素化したいのか、1回で完全に全部手放しちゃったのは ちょっと現実離れしてる気もするので、まぁ漫画らしいと いえばそうなんだけど。
うーんすごいなぁナルト。いや凄いのは作者なんだけど。 サスケとの対峙どうなるのかなあー
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