+ナス日記+

2006年01月08日(日) さよなら銀色星

3年位前に、銀細工のアクセサリ屋で星型のピアスを買ったのです。
誰に話すこともなく、ひそりとその星に、ある気持ちをのせて
毎日耳につけていました。
そのピアスが、昨日、なくなってしまったのです。

これまでにも、何度か落っことしたりすることはありました。
そのたび、焦りに焦って大探しして、見つけると
本当にほっとしたものです。

今回のは、なくした場所がはっきりとしなくて
可能性としては、屋内屋外のそれぞれ狭い範囲内に落ちているだろうと
予想がつくのですが、気づいた瞬間は相当焦ったものの
なぜだか、何が何でも探そうとか、可能な限り同じものを
買いなおす努力をしようとか、そういう気分にならないのです。
ああ、いってしまった。
そんな感じなのです。

そもそも、ピアスを毎日身につけて、体から離れると
慌ててまた身に着けるという行為は、私にとって
その想いや、ねがいを、離さないでいるということと同じことでした。
私は、星というものに、ある特別なイメージを抱いています。
いつか手に触れてみたい、手に入れたい、今は遠くにある光。
絶望と暗闇の中にある、希望のみちしるべ。
そのイメージを抱いて、ずっとねがいをかけてきたピアスでした。

ところが、その願いを込めた星が離れてしまったのに
前のように錯乱したりしなくなってしまった。
きっともう、その星にすがる必要が、無くなってしまったのでしょう。
その星は、私にとって、もう星ではなくなってしまったのでしょう。
不要になったのではありません。
求め続ける必要が、無くなってしまった。
その理由は、あるものは遠くない存在となり
あるものは姿を変えてしまったから。

3年の時間をかけて、私がずっと眺め続けてきた1つの星が
さようならすることになりました。
結構さびしくなるけど、以前何度も一時的になくしたときのように
絶望に駆られたりは、しません。

またこんど、暗闇の中に強く光る星を見つけたとき
私は同じ店で、違う形の星のピアスを買うと思います。
そして、その星にねがいを込めると思います。

それにしても、先月買ったばっかりの
七色石の指輪も失くしちゃったのは、マジに凹んでるんですけどね…(泣


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