+ナス日記+

2005年07月13日(水) 歌をきく方法。

ここ数年、何かの後ろに流れててハッとすることが多かった
スーパーカーの曲を借りてきてみました。
ここちよい声が音楽に溶け込んでいて、イージーリスニングに最適。
なのにインパクトがあると思う。テクノ苦手なのに聴けちゃう。
今年のはじめに解散しちゃったのか…ちょっぴりションボリ。

ナスが歌をちゃんと聴くには、歌詞が不可欠です。
音楽が良くても歌詞が気に入らないと好きになれないタイプ。
で、スーパーカーの歌詞、読んでみた。
さっと読んだだけでは、随分と判りにくい、というか
簡単に言えば、「わけわかんねー」感じの歌詞だった。
でもこの「わけわかんねー」系の歌詞は、書き手の想いが
むき出しになってる度合いが高いからなんじゃないかと思う。
(まだスーパーカーがそうだ、とは自分には断言できないのだが)

歌詞だけじゃなく、言葉を使うとき全体としてそうなんだけど
自分の心の深いところにあるものを、言葉であらわすとき
具体的に論理的に説明しようとすればするほど
どんどん遠ざかってしまうのだ。
すると多分、説明文ではなく
それに対する書き手のイメージとなるものを、
言葉にして出してしまうのだ。
そうして出た言葉は、他の人が言葉どおりに読むと
それはそれは不可解なものになると思う。
解りにくい呪文のような文章でカッコつけてるのか
独りよがりなマイワールドに酔いしれているのか
それとも自分の頭が悪いのか、向こうがオカシくなっているのか。

そこで投げずに
同じ作り手の歌をずっと時間をかけて聴き続けると
その中に共通して現れる言葉があることがある。
たぶんそれが、作り手のもつ言語のなかでも、重要な単語。
単語をよく読んで、全体文をたどっていけば
英語が日本語に訳せるように、作り手の言語も
自分の言語に言いなおせるはず。
そうして翻訳したとき、初めて作り手の歌詞の意味が
ほんとうに自分の中に入ってくるように思う。
深いところから出した言葉だけに、
自分の心の深い場所へ。
…なので、私は歌を聴くとき、そういう、聴き方をしています。
歌以外にも、言葉を読み聴きする時にこの方法は結構使います。

そのあと、書いた本人に確認したりできると、もっと嬉しいんだけどね。
サスガにそれはちょっとムリよね。


 past  INDEX  will


ナス [HOMEPAGE]