あっこのPiano Diary...あっこ

 

 

vol.79 後日談 - 2006年02月26日(日)

このところ1ヶ月に1件の割合で
ピアノ教室の問い合わせがある。
あるだけで、かならず入会するわけではないけど。

ちょうど1ヶ月前も親子で習いたい、という問い合わせ。
体験レッスンなのに練習をして来ず、
とにかくハナシだけ聞かせてくれ、ということで二人やってきた。

(まずはBBSに書いたのをコピペ↓)

一人は50代とおぼしき綺麗なお母さん。
一人は今春大学院を修了する予定のお嬢さん。

母親曰く
「娘には結婚したら、家でも教えられるように
 ヤマハの級を取らせたいんです。
 私が20代の頃にエレクトーンで8級を取った時点で
 結婚して諦めたので、、、、」

おいおい、娘は院を出てこれから専門職に就こうととしているのに
結婚したらピアノ教師だと?

で、過去にどこまで進んだのか聞いて見たら、
「音大に行かせるとかというのはせずに習わせてたんですが、
 中学受験でピアノをやめた時にバイエルが終わったくらいです」
だとか、、、、、
しかも今は全然楽譜が読めないのだそうで、
持参の昔弾いた合唱の伴奏譜を弾かせたら暗譜で弾きだし、
途中で何度も止まったのでその箇所をその都度指摘しても
譜が読めないので結局リタイアした。

あちゃぁ、、、(〃_ _)σ‖

「ヤマハでは何級を取れば教えられるんですか?」との母の問いに、
ワシはヤマハのもんではナイ、なんでワシに聞くんじゃ、と思いつつ、
「指導者グレードは5級からです」と言ったら
「それってどのくらいのレベルなんでしょうか?」
「最低音大受験生くらいに考えたら良いですよ。
ショパンのエチュードくらい弾けないと」
「ええっ?そんなに?
(↑と反応しつつも、ショパンのエチュードのレベルを知らない)
 でしたら、ピアノピースのCかDくらいですか?」ときた、、、、きたきた!
「いえ、EからFです」と答えると、「えええええ!」と驚愕の声。
そこでようやく娘が口を開き、
「じゃあ5年計画でいこうかな」などと言い出した。

え?オマエはブルグミュラー程度の伴奏譜すら
譜を見ても弾けないどころか初見も出来ないのに
じゃ、何年でピアノ教師になれると思ったのじゃ?
こっちは何年やって音大に入ったと思うとるんじゃ?

で、ここははっきり言うべきところは言わないと
後でこっちがいやな思いをすると思った。
「お仕事しながら5年はたいてい無理でしょう。
 ソナチネ、、、」
「(言葉をさえぎって)ソナチネなんか全然弾けないです!」
「ソナチネは私は小学校3年でやりました。少なくともそのくらいのレベルが必要です」
「えーっ!先生って凄いんですね」
「いえ、ピアノ教師の常識のレベルです」

なんか、その間にも「小さい子なら教えられるかもしれない」とか言い出して、
正直参った。
ああ、、、、ピアノ教師ってそんなに世間から軽く思われてるのね。
この親子には芸術である音楽に内在する知というものなんか
何一つ理解してないのね。

「とりあえず今 5年で、とか構えずに、
 仕事しながら1年やってみて、その1年で
 どこまで出来たかを考えて、その先どんなふうにピアノと付き合っていくか
 決めた方がいいと思いますよ」

などと言っておいた。約1ヶ月後にまた来ることになった。

… で、4日前に結局やっぱり来れないとの返事。
なんでも娘のほうが
「ずーっと夜まで研究室にいることが殆どで
 全く練習できてないんです。先生がおっしゃったように
 就職して様子を見て、ピアノに通えるようになったら
 また連絡します。ホントに習いたいのに残念ですぅ、、、」
なんだそうな。
で、母親だけでも来るんかと思ったら
「二人で一緒に習おうって言ってたので、母も暫く遠慮します」
ということだった。

オバチャン、ってほんま、一人では何もできんのね。
私が2ヶ所で教えている大人のグループレッスンは
ほとんどがみんな一人で考えて一人で参加しにきた。
やっぱりそういう人たちのほうが教えやすいかも。


...



 

 

 

 

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