観能雑感
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2007年04月29日(日) 読売日本交響楽団 第138回 東京芸術劇場名曲シリーズ 

読売日本交響楽団 第138回 東京芸術劇場名曲シリーズ 東京芸術劇場 PM6:00〜

 スタニスラフ・スクロヴァチェフスキの常任指揮者就任後の一連のコンサート。日程の関係上この日を選んだ。東京芸術劇場に行くのは今回初めて。池袋西口周辺の雰囲気が好きではないのであまり来たくはない。座席はパイプ椅子と大差ないくらいの座り心地。音響は決していいとは言い難く、窓から丸井のネオンが丸見えなのも興ざめ。3階席上手寄りに着席。座席は結構埋まっていた。
 時間が経過してからの記述のため簡単に。

アルテュール・オネゲル 『交響曲第2番』
第1楽章 モルト・モデラート、アレグロ
第2楽章 アダージョ・メスト
第3楽章 ヴィヴァーチェ・ノントロッポ
 
 弦楽とトランペット・ソロという変則的な構成の交響曲。重厚かつ緻密な構成で本日一番の演奏だった。

オリヴィエ・メシアン 『我ら死者の復活を待ち望む』
第1曲「私は深き淵よりあなたを呼ぶ、主よ、私の声をお聞きください」
第2曲「キリストは死者の中からよみがえられてもはや死ぬことはなく、死はもはや彼を支配しない」
第3曲「死者たちが神の声を聞く時が来る」
第4曲「星たちの喜ばしい歌声と天の子たちの歓呼のうちに彼らは栄光に満ち、新しい名とともによみがえるだろう」
第5曲「私は大群衆の声を聞いた」

 管楽器と金属打楽器による演奏。オケには常駐しないユーフォニウムやバス・クラリネットが加わっていた。第二次世界大戦の犠牲者を悼む式典のために作曲されたそう。重層的で深い宗教性はメシアンならではのもの。この演奏もなかなかよかった。

ブラームス 『交響曲第2番 二長調』
第1楽章 アレグロ・ノン・トロッポ
第2楽章 アダージョ・ノン・トロッポ
第3楽章 アレグレット・グラツィオーソ(クアジ・アンダンティーノ)
第4楽章 アレグロ・コン・スピリート

 ブラームスの交響曲の中で一番好きな曲。残念ながら全体を通して散漫とした印象で、聴き所もなく辛かった。さらに前列の人が明らかに音楽に身を入れておらず、終始体を前後させ時計を気にしており迷惑至極。時間が気になるなら休憩時間の時に帰るか、覚悟を決めて最後まで聴くかのどちらかである。

 83歳でアメリカ在住の方が日本のオーケストラの常任になるというのはまさに英断。読響の今後が楽しみである。


こぎつね丸