R女王様の秘密のお部屋...Dr.R

 

 

初体験・ア・ゴーゴー - 2004年10月14日(木)

わたくしも先日やっとIVHカテーテル挿入の機会に恵まれましたん♪
※IVHに関しては10/4の日記をご参照あれ。


それは当院某科よりの依頼から始まりました。
要は食欲不振の患者さんにIVHを入れて欲しいということだったのですが、周辺の事情が色々とあって、依頼を受けた外科の医長のひとり、A先生大激怒なさいまして。
『馬鹿にしてんのか?(※注)あんなもの基本の手技やないか!』
〔※まあフツーは自分の科で入れますね。どうしても難しい患者さんだったり、全身管理をあまり行わない科であれば外科に頭を下げて頼む事もあり得るので、そんな怒らなくても…とは個人的に思うんですが。まあ、本当に色々あった(詳細は控えますが…)し、仕方ないかな。依頼元の先生は常識的に考えたらIVHをマスターしてて当然の科と経験年数だし〕

『よっしゃ。1年目研修医でもちゃんと入れられるって見せたるねん。レイナ先生、キミにやって貰うから本読んで勉強しといてな』

…何か嫌がらせの道具として利用されている気がしますが、チャンスではあります。慌てて手技書を繙き、手順を復習。
かくて、初体験はギャラリー6人(依頼主の先生含む)という奇妙な雰囲気の中、進められたのでした。手技そのものはA先生の丁寧なご指導のもと無事一回で成功。
『よっしゃ入ったな!オレが入れるより遙かに早いぞ!天才的や!!』

…先生、コワイです…。当てつけ過ぎですってば…。







ま、何分わたくしはじめて♥ですし…。

某科の先生に見せて教えないといけなかったのもありますし…。

何より患者さんに余計な苦痛を与えてはいけませんので…。

次回以降に期待。

処置後の色々を済ませて、外科病棟に戻ると上の先生方が口々に、
『おっ、入れてきたんか。入った?』 と。
『…一応。何とか…』と答える横からA先生
『いや〜、もうカンペキ☆でしたよ!一発でバシっと』
『おぉ!そりゃ凄い』

…あまりいぢめないでください…。・゚・(ノД`)・゚・。

と、外科部長N先生のお言葉。
『慣れてくるとナ、”こんな簡単なもんないわぁ”と思うようになるねんけどナ、今度は気胸起こしたりするねんで』

ぎゃ〜〜〜〜〜〜〜!怖い。怖すぎるううぅぅぅ。

…と、びびりまくっていたら、周りから大変暖かいお言葉が。

『ま、気胸は一遍くらい作らなあかんな!それで一人前や』
『…で、トロッカー(気胸の治療のために胸の横の方に穴を開けて入れるチューブ)入れる練習も出来て、一粒で二度おいしいねん』
『そして気胸屋(桔梗屋)と呼ばれるようになる』
『一休さんかよ(笑)』


誰か彼らを止めて。





...




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