いつもどこかで探しているもの。ときどき忘れてしまうもの。思い出して嬉しくなるもの。がむしゃらに走り続けていれば、どんどん時間がなくなる。でも僕にはいくつかの譲れないものがある。それを失うくらいなら、きっと立ち止るだろう。何かを失うために生きているわけではない。何かを得るために生きていくのだ。ときに代償を支払わなければならない場合もあるけれど。それは、選択したこと。それは、譲れるものだったのだ。