ふすまのおく
細々、ぼそぼそ書いてます。

2016年03月21日(月)

実家から町内会の資料作成の呼び出しがかかり、一日だけ帰省した。
彼岸なのにお墓参りができなかったので、仏壇にお供えをし、線香をあげた。

祖父の顔を見に行った。
昼寝をしていて母に起こされ、最初は眠い顔をしたが何やら話し出した。
かなり聞き取りづらかったが、蛇の話や、寒いという話、
夜に何か物音がして怖いうえ、影をみかけて怖いという話、
起こされる前に夢で見たのだろうか、数十年前の家の近所の話をリアルに話し、
いちいち母が受け応えしていた。

残念なことに、いろいろなことを着々と忘れているようで、
私の事もわからないようだ。
母は今日も祖父に刺激を与えて「痛いじゃねえか!」と怒られていたが、
さらに色々わからなくなるとそれすらもできなくなるのだと思う。
大好きだった大相撲も最近の力士がわからないし、見る体力もないようだ。

でも前回会った時より、しっかりと受け応えができていることが救いだった。
前回の時は今年を越せるか、そもそも冬を越せるかどうかという話だったので、
本当に良かった。


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襖 [MAIL]