ふすまのおく
細々、ぼそぼそ書いてます。

2008年05月20日(火)

夕飯のおかずに冬菜のおひたしがあった。
甘いから食べてみな、と言われて、忙しい中で、時間一杯まで食べた。

母がふと
「あんたが高校生の頃は、今の時分、冬菜を毎日弁当に入れてたけど、
冬菜だけは文句を言わないで食べた」
と言った。

そんなこと覚えているわけもなかったので、
(高校生の頃は茄子も食べられないほどの偏食だった)
そうだったっけ?と言って少し思い出してみた。

恥ずかしいことだが、偏食がひどかった私は、
母が作った茶色が多い弁当にひと腐れ言うことがとても多かった。
友人の弁当の鮮やかな色や可愛い盛り付けを、
羨ましいと思ってそれがなぜかコンプレックスにもなっていた。
今考えると、そこまで母の弁当が嫌だったら自分で作れよ、と思うけど。

冬菜は美味しいと思ってはいるけれど、
物凄く好きだとかそういう事はない。
昔は物凄く好きだった、ということもない。

母は私の高校生だった時代を覚えていた。
母とは物凄く仲が悪かった時代の最中だったはずだけど、
それでも母は高校生の私の好き嫌いを覚えていてくれた。

たったそれだけのことだけど泣きそうになった。


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襖 [MAIL]