昔から日記をずっと書いていた場所が、なくなってしまった。 もともとこの場所は、そこが使えなくなったときの場所として 確保しておいたのだが、今度はここで細々と日記を書いていこうと思う。
今は向こうの出方を待っている。 でももう待つ必要もないのかもしれない。 私は終わりになるのではないかと思っている。 待つのには疲れたし、あてのない将来を待つための、 時間はもうない。
最後の挨拶は友人や同僚にはしたのに、私には何も。 いつどこに引っ越したのか私は知らなかった。 「頭が良いんだね」なんていう嫌味を言われて悲しかった。 いつも私が謝っていた気がする。悪いのはいつも私だった。 意見を変えて折れていたのも私だった。 自分の中で考え抜いた事が正しい、人の意見は必要ない、 そういう姿勢の人だったから、私がいる必要はない、とも思えた。
確かに楽しいときもあったし、色々助けてもらえたし、 こんな私でも付き合ってくれたのだから、 ちゃんと「今までどうもありがとう」と言えるようにしたい。
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