気分はさながらユーミンの「卒業写真」と言ったところ 吹き抜けがあるビルの二階の喫煙所で待ち合わせ ふと、下のロビーを見ていると、私の青春を捧げたあの子がいるではないか こんなこと小さい街では会って当たり前な事 隣にいるのは恋人なんだろなぁ その手はあたしも握ったことがあるよ、恋人さんよ。
そしてあたしも恋人と待ち合わせなんだなぁ、ちゃんと前に進んでますもん 「ああーきたきた」 「ちょっと遅いわよ、このオカマっていうかホモ」 「いやぁーこわーいわよこのクソレズ、だから彼女が出来ないわよ」 「あんたじゃなくって、まだ見ぬ恋人を待ちたいわよ!!」
「思い出ってなんか甘酸っぱいよね?」 「は!飲みすぎて胃酸過多の間違いじゃない?」
制服にコンバース、今や遠き思い出か、なにを臭いことを言ってるのやら
「哀しいことがあっても、いまさら昔の写真なんかみたくないよね、ごめん間違い甘酸っぱいのは胃酸だわ、でも哀しいから今日はとことん飲むわよ、このホモ!!」
あたしのスニーカー、自分みたいにこ汚い
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