29号の日記
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2008年09月07日(日) 「女性セブン」に連載の漫画「令嬢テレジア」

昨日、薬局の待合室で、番号札を呼ばれるまでの間、ラックに置かれていた雑誌を読んでいた。たまたま手に取ったのは「女性セブン」

その中に「令嬢テレジア」なる漫画があった。18世紀末。舞台は、「フランス革命」が起きて、ルイ16世と、マリーアントワネットがギロチンにかけられた直後の時代。
宮廷モノの漫画って、どろどろした人間関係を、くどくど描いている、俺的に興味の範疇外のものが普通なんだけど、これは違った。
1コマ目にいきなり「ボルドー市の中心広場にドーンと置かれたギロチン台」の絵。
主人公の言葉が「美しい町にこんなの似合わないと思わない?」
主人公のお友達の言葉「そんなこと誰かに聞かれたら、反 革 命 容 疑 で 逮 捕 されるぞ!」

え、なにこれ!

反革命容疑で逮捕。反革命容疑で逮捕!

文化大革命期の中国と一緒!(今でもそう。)

すっげー面白い!

「ルイ16世を『陛下』と呼んだ奴も即時逮捕だ!」
はいはい、言葉狩りね。分かります。
→中国国内で、今、ダライ・ラマ法王を『睨下』と呼んだらどうなるのだろう?

「服に革命の記章をつけていない奴も逮捕だぞ」
革命ワッペンですね。
→北朝鮮国内で、今、服に金日成バッジをつけずにウロウロしてたらどうなるのだろう?

なんだなんだ。中国も北朝鮮も、フランス革命直後のフランスの歴史を200年遅れで繰り返している状態か。現在のフランスがそうであるように、200年後、民主的な国家に生まれ変わっていてくれればいいのだが。


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