29号の日記
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すごい雷雨。俺は昨年来徒歩通勤だから関係ないが、電車が止まったらしい。 帰り道、ひっきりなしに雷が鳴っていた。一瞬、空全体が青白く光り、地上のあらゆるものを真昼の光をも凌ぐのではないかと思うような強い光で照らし出す。一分間に二、三度光る。 さしている傘は使い捨て傘。上部が塗装されていない金属でできているため、万が一にでも稲妻が落ちてきたら一巻の終わりだな、と、びびりながら歩く。雷雨の中、テニスをしていて、振り上げたラケットに稲妻が落下し即死、という、いつだったかの新聞記事が脳裏をよぎる。可能性は低いだろうが俺がこの傘をさしているからには、ロシアンルーレットに参加しているようなものだなと思う。 ようやく家にたどり着き、一安心。 大昔の人がこの気象状況を「かみなり」と名付けたのは真に当を得ているなと思う。雷の発生メカニズムを知識として知っている現代人の俺でさえ素直に納得できる。この光。この轟音。天の神の所業と言わずして何であろう。
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