29号の日記
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2005年09月13日(火) 万博明けの平日(2)

これは、月曜の部分と同じく、実は連休の19日に書いた文章。
火曜日も疲労と寝不足から回復しておらず、あってはならない仕事の支障が・・・汗。
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万博(3)
 なるべくいい座席を取りたいとの友人の言葉と、会場まで歩く時間がかかることを考えて、5時開演だが、チャゲライブコンサートへと向かう。途中、万博マスコット「モリゾー・キッコロ」のキャラクター商品が売られている屋台に立ち寄った。こんな屋台まで、買う人の順番待ちの行列が出来る始末。5分くらいしてようやくぬいぐるみ購入。その間、友人は急ぐからと先に。4時15分位に到着。財布に入れた筈の整理券がなかなかみつからず、ここでも友人に先に行ってもらう。入ってみると、まだ席に割と余裕があるのに、かなり端っこの席だった。中央のいい席は「招待客用」とのこと。
 5時から開始。しかし、このライブコンサート、実はコンサートがメイン行事ではなく、「ショートショートフルム」いわゆる短編映画の紹介がメインであり、(実際、整理券には「ショートショートフィルム」の文字があった。)コンサートは付録のようなものであった。俺は6時くらいに終わって、コンサートの本番に入るのだろうとたかをくくっていたが、一向にライブ本体が始まる気配がない。
 俺は「下妻物語」等の例外はあるにせよ、基本的には、「大量のエキストラと巨大なセットを使い、大金を費やして作ったスペクタル作品」が好きである。映画の素晴らしさを評価するいくつかの要素のうちの少なくともひとつは膨大な金と手間をかけて作った映像の素晴らしさにあると考えている。
 なので、つまらない講義を受けている学生のように、コックリコックリと居眠りを始め、首がガクンと下に垂れてハッと気付くということが、その後2時間半の間に繰り返された。そう、2時間半。一切の説明はなかったが、実はこの、ライブに先立っての「ショートショートフィルム」、短編映画の世界コンテストの表彰式を兼ねており、只でさえつまらない短編映画の合間に、来賓の祝辞や表彰が何十時間とあったのである。 
 7時半に、「ここで20分間の休憩を挟み、ライブを始めます」とのこと。再入場用に整理券を持った上で一旦外に出て構わないとのことだったので、外に出て、少しでも観るべきものを観ることにした。行ったのは、朝方「薔薇ソフト」を買ったコーカサス三国館。ベトナム館と同様、いや、それ以上に狭い。一国あたり10坪あるかないかの展示スペースで、デパートの「物産品店」に近いもの。名産品や美術品の展示と、地理・歴史の紹介。面白かったのは、アゼルバイジャンの展示の中に、「アルメニアによる侵略の歴史」なる年表が、会場内の目立たないところに掲げられていた点だった。
 もし日本が世界的にマイナーな国だったと仮定して、近隣諸国と共同で、同じ規模で「極東三国パビリオン」なんてものを作ることになったら、きっと韓国や北朝鮮あたりは、同じように「日本による侵略の歴史」なる年表を、会場内に意地でも掲げるのかなあ、と思いを巡らせた。
 時間にやや遅れて会場に戻る。ライブはまだ始まっておらず、その代わりに、チャゲが出演している(らしい)短編映画がスクリーンに映っていた。
 その後2、30分してようやくライブコンサート開始。中央の方の席では観客が総立ちになり、リズムに合わせて特有の「振り」をしている。俺はファンと言うわけでもないが、前が見えないので立つには立ったが、振り付けまではしない。友人も、振りはしていない。ファンなんだから、恥ずかしがらずに降り付けすればいいのに。
 ライブが終わったのは8時50分。もうあと10分余りでどこも営業終了の筈。会場を出たら、名古屋に着くのはきっと11時頃。今のうちに夕食を食べておかないと11時までお預けになりかねない。しかもその時間は牛丼屋程度のものしか開いていないだろうから最悪コンビニ弁当になりかねない。
 ということで、さっきの「コーカサス三国館」に急いで立ち寄り、気になるメニュー「長寿の豆スープ」をセットで頼もうとするも、売り切れ。仕方なく、「チキンケバブセット」を頼む。チキンはシーチキンに近い味だったが、それを巻いている、クレープのような、小麦粉を水に溶いて薄焼きにした皮
は美味かった。あと、付属の「マカディア」という名のリキュールも。(俺はてっきり、この国(グルジア)特産のリキュールだと思っていたが、後で調べたことろ、サントリーの製品であることが判明。簡単に手に入ることが分かったので嬉しいが、ちょっとがっかり。)

 で、北ゲート近くまで歩いて戻ってきたところで、まだ開いているソフトクリーム屋をみつけ、2、3歩足を向けた瞬間、友人とはぐれてしまった。実際にはソフトクリームは買わず、わずか10秒かそこらの間だったのだが。
 携帯は、昼間散々、トランシーバー代わりに連絡を取りあったのと、写真を撮ったせいで電池切れ。連絡のとりようがない。まあ、彼はリニモで並ぶ時間を考えると終電ギリギリと言っていたから、そう長く俺を探すとは考えられないだろう。ということで、別れの挨拶もしないままに突然で残念だが彼を探すことを諦めた。
 北ゲートの脇に、お土産屋があり、たくさんの人で賑わっていた。さっそく入って品定め。5分経つか経たないうちに、「大混雑で今、レジは25分待ちです。閉門時間までに会計が終わらないことを避ける為、閉店します。新たに店に入ることは出来ません。」と、店の入口をシャットアウトした。間に合って良かったと思った。じっくり品定めをして、レジ待ちの行列に並んで買った。「締め出されている人に、この700円の饅頭を、『1000円でどう?』と声をかけたら売れるんじゃないかな。」なんて考えが頭をよぎったりした。実行はしなかったが。

 今日のこの後の予定はJR金山駅まで行ってカプセルホテルに泊まること。
金山へは、リニモの下り列車に乗り、「万博八草」で愛知環状鉄道に乗換え、さらに「高蔵寺」でJRに乗り換えるのが一番速い。ということで、下りのリニモに乗るための行列に一旦は並んで15分くらい待ったが、列車の運行頻度が少ない感じ。3両編成なので一度に乗れる人はたかが知れている。「乗車まで40分待ち」と言ってるけど、それ以上待ちそう。それなら、と思い、行列を脱し、万博八草まで歩くことにした。確か2駅か3駅。30分位の距離だろう。歩道には、俺と同じ選択をした人が、他にもチラホラ。左側は片側3車線の万博道路。右側は森というシュールな空間。ひとつ隣の駅で空いていたら乗るつもりだったが、果たして、、、駅の外の道にまで行列が伸びているので諦める。予定通り30分で万博八草に到着。駅に着いたのと同時に、名古屋方面行きの列車が出発したところだったので、20分程待つ。22時54分。乗った列車はJR直通だった。23時半頃、金山に到着。二日前に電話で予約しておいた「カプセルイン名古屋」へ。フロントでは、予約なしの客が、満室ですと断られていた。これも万博効果なのだろうか。
 このカプセルホテル、10年近く前に一度使ったことがある筈だが、当時の記憶はあいまいなもので、カプセルの並びようなどは記憶通りなのだが、フロントってこんなに狭かったっけ?と思う。あと、施設が老朽化していて、全体が何となく薄汚い感じ。
 チェックインを終え、自分のカプセルに潜り込む。館内に公衆電話は置いてあるが、友人の携帯電話番号は、携帯に記憶させているので、携帯を充電させないと連絡のとりようがない。カプセル内にコンセントの穴のひとつくらいあっても良さそうだが、探してもない。仕方ないので、大広間に行って、いくつかあるコンセント穴で充電。ほかにも10数人がくつろいでいるので、見張りのために、俺自身は近くのソファーに腰掛け、新聞を読みながら、電気がたまるのを待つ。明日もあるので、なるべく多くためたいところだ。
 と、しばらくして、従業員が見回りにやってきて、「この携帯誰のですか。ここで充電するのはやめてください」と注意されてしまった。こすい(←意味分かるかなあ?)なあ、と思う。
 とにかく、かろうじて一定量の電気がたまったので、はぐれてしまった彼に電話し、最後、はぐれてしまって申し訳ないと伝えた。彼からは逆に、「こちらこそ、終電を気にする余りさっさと行ってしまって申し訳ない」と言われた。で、彼もまだ、岐阜の自宅の帰宅して間もないとのことだった。
 ともかく、電話ができたので、後は風呂に入って寝るだけ。風呂はちょっと塩素臭かった。カプセルに入ったら疲れですぐに眠りについた。


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