29号の日記
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 この3連休、山に行く予定だったのだが、台風の為中止。 せっかく空いた3連休、何か試してみようということで、思い立ったのが、「時間のかかる調理をしてみよう」ということ。実はずっと前から気になっているものがあった。韓国食材店(横浜は中華街があるので中国人が多いが、その他に半島出身者やタイ人などが多い。)で売られている「ぜんまい」。黒いヒモ状のものがお互いに絡み合ってドーナツ状にまとめられたものが一個500円で売られている。乾燥しているから、戻せばかなりの分量になるだろう。 雨でお客も少なそうなのでチャンスと思い、ヒマそうな店番のおばさんに声をかけてみた。
「このぜんまい、どうやって食べるのですか?」 案の定、おばさんは日本語が下手で(注)、知りえた情報は、「水を張ったなべの中にぜんまいを入れ、30分くらい火をかけるとともに、大さじ一杯分くらいの重曹を入れる。その後一晩置いて洗う」 ということであった。重曹を入れるベストなタイミングだとか、火を止めたあと、一晩置くにあたってゆで汁は捨てるべきなのかそれともゆで汁につけたままがいいのかとかいった、細かい部分は質問しても要領を得ず、とりあえずぜんまいと重曹を買って帰宅。
帰宅後、早速あく抜きに挑戦してみる。水を張ったなべにぜんまいを投入し、沸騰したところで重曹を投入。おばさんの説明では、恐らくぜんまい全量に対して重曹大さじ一杯ということだろうが、今回は全体の5分の1くらいの分量なので、重曹も小さじ一杯程度の投入に留める。 投入した途端、パッと泡が広がり、ゆで汁の泡が緑色を帯びた。なんだか化学実験みたいだ。その後しばらく沸騰させていると、ゆで汁が茶色くなってきたので、一旦ゆで汁を捨てることにする。 水を加えて再度ゆでる。また水が茶色くなってきたのでまたゆで汁を捨て、新しい水に取り替える。大体30分たったので、再びゆで汁を捨て、水に浸す。
2、3時間後、翌日まで待てなくて、いいや、と調理に取り掛かる。水を切ったぜんまいに、しいたけと油揚げを加え、ごま油で炒める。ぜんまいはあくを抜きすぎたのか、ところどころささくれて繊維がほぐれてしまっている。いかに形を崩さずにあく抜きができるか、今後の検討課題である。おばさんに、もっと細かいところが分かる日本語コミュニケーション能力があれば嬉しいのだが。
見た目はささくれてしまったぜんまいの炒め物、それでも十分過ぎるほど美味しかった。どんぶり一杯分くらい作ったのに、一晩でペロリと食べてしまった。これは今後俺の定番料理になるのかもしれない。 (注)コリアタウンといってもいいくらい人口も多く、店によってはハングルで商品説明が書いてあるほどで、多分、日常生活で日本語を使わなくても生活に不自由しない為だと思われる。
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