29号の日記
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2003年04月13日(日) ビラ

 渋谷駅前で、戦災に遭った子供達の写真を手にした人々が、「イラク戦争反対」のビラを撒いていた。その時、小ぶりだった雨が本降りに。そのためビラ撒きが中止されてしまい、ウロウロしててもビラを渡してくれないので、活動員に「ビラください」と言って、もらった。
本職は大学生と思われる活動員の人(活動員の通例に漏れず、洒落っ気のかけらも感じられなかったが、ちょっと茶髪にして、気の利いた服を着せれば、イケメンになるのではと思った。)が、話しかけてきたので、雨の中、彼と20〜30分論じ合ってしまった。

 先日、バグダッドが陥落。
米英軍が市民の歓迎を受けているという報道を聞いて、「ひょっとして、これでよかったのかも・・・」という思いに駆られた。
引き倒されるサダム像を見て、かの国の人々が如何にフセイン大統領を嫌っていたのかを思い知らされた。
テレビすら持っていない市民が圧倒的な「首領様の国」と違い、クルマを持ってる市民も多いし、国民を餓死させている「首領様」と違って、開戦前、バグダッド市民に数ヶ月分の食糧を配給しているから、ちゃんと国民に対して、指導者としての責任を果たしている。少なくともその点に関しては立派だ。実はアメリカが騒ぎ立てる程、酷い独裁というわけでもないのではないかと思っていたのだが、アメリカの認識の方が正しかったのかもしれない。

 ただ、新聞に、「これからイラクに対して、復興支援が始まることになるだろうが、失われた人の命は復興できない。」と書かれていて、「そうだよな。それは少なくとも真実だよな」と思った。

 しかし、略奪が、大統領宮殿だけでなく、政府の建てた施設全般に広がってきていることに、暗澹たる気持ちになる。戦争を起こさずにいれば、つまりは、こうした略奪も発生せずに済んだのではないだろうか。


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