29号の日記
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| 2002年10月05日(土) |
結婚式と静けさ・寂しさ |
朝10時半に起きたから、寝たのは2時間半。親に頼んで予約してもらっていた美容院で髪を切る。 その後、市内の国道沿いの「洋服の○山」でスーツが安いから、買ってそのまま式に行けばと弟に勧められ、半ば強制される形で、弟の運転する車で、「○服の青山」へ。平日の仕事が忙しくて「もうどーでもいいや」状態の俺は、俺にしては柄にもなくサッサと決めた。その後、店から駅まで車を走らせたが、電柱の地中化がされて綺麗になったはいいが、歩道を歩いている人影がほとんど見当たらず、路上駐車している車も、駅前のロータリーのところだけ。まるでゴーストタウン。おいおい、こんなに寂れていたっけ? 式場のあるT市までは電車で20分。昔は身近な街で、新卒の時一年間の勤務先はこの街でもあったのだが、ここのところ1年以上降りていない気がする。 歩いて20分くらいのところのはずだが、今回はタクシーで行く。東京都内のタクシーに乗り馴れているからか、運転がひどくのんびりしたものに感じる。いつのまにか都会人の感覚になってしまっている自分自身に気付く。 式場には既に、中学時代の親友二人が来ており、待合室を兼ねた喫茶店で談笑していた。声をかけると、一人は気付いたが、もう一人はすぐには気付かなかったようだ。茶髪だから分からなかったと言われたが、2年前に会った時も俺、茶髪にしてたんだよね。 館内放送がかかったのでチャペルへ。煉瓦造りでステンドグラスが美しい建物だった。こんな聖なる建物に、俺みたいな、ハッテン場に幾度となく行ってる、けがれた人間が入っていいのだろうかと思ったりする。かなりでっぷり太った聖職者が、英語や、英語なまりの日本語で何か喋っていたが、声が小さくてあまり聞き取れない。コイツやる気ないのかな?惰性でやってるんじゃないのかな?と思った。後で親友にそのことを言ったら、「儀式だから言葉なんて分からなくていいんだよ」って言われた。そんなものなのかなあ? その後披露宴へ。二人のそれぞれの会社の上司の行なうスピーチは結構気が利いていてよかった。ウチの会社の人間がスピーチをやったら、こんなに気の利いたスピーチは出来ないだろうな、と思った。 料理は和洋折衷で、お寿司が出てきたり、ステーキが出てきたり。生まれて初めて「フォアグラ」を食べたけど、レバー風味のペーストといった感じ。俺的には、「珍味として有名な割には、大して美味しいものではないんだな、」と感じた。 その後、場所を替えて二次会へ。さすがにここではウトウトと居眠りしてしまった。 そしてお開きに。T駅まで歩いた。チェーン店の居酒屋「笑笑」があったが、店の前に人通りもほとんどなく、もの静か。実家に住んでいた頃は意識しなかったが、T市は地方都市なんだな、ということを意識させられる。駅に着いてみると、ちょうど電車が行ってしまったところで、30分待ち。親友のうちの一人は車で帰ったので、俺ともうひとりだけだ。駅は物静かで、時折停車する、他のホームの電車も、なんとなくのんびりしている感じがする。親友は携帯でメールを打ってる。誰にメール打ってるのかと聞いたら、「彼女に。」だという。彼女のいる親友と、彼女のいたことのない俺。親友との距離が広がってしまったような気がした。共通の話題が少なくなってきているのか、なんとなく、会話を続けるのに、会話が途切れないようにと気を遣っている俺がいた。 20分後、実家の最寄駅に着く。駅前の大通りを歩いて実家に帰る。道端ではこおろぎが鳴いていた。俺の実家の街ってこんなに静かだったのか、と思った。
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