29号の日記
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2002年07月13日(土) ハッシュ!

 12時頃起床。まず、昨日の無様な原付をバイク屋に預ける。買ったときに入っていた盗難保険で、何か保障はしてくれるのかと聞いたら、保障は本体を盗られた場合のみで、部品泥棒の場合は何も保障がないとのこと。持参してきた保険の契約書を読んだら確かにその通りだった。残念。
用事で都内に来るという親父が、家庭菜園の野菜を持ってきてくれるというので、(注1)午後に東京駅で落ち合う為、家には帰らず、東京駅に直行する。
 バイク屋から駅までは遠いので、店の近くのバス停から、半年ぶりに鈍足交通機関に乗る。幸いなことに、通りかかった鈍足交通機関は、最寄り駅終点ではなく、元横浜方面まで直通するものだった。遅いけど、乗換の手間が省け、運賃も最寄り駅までと変わらないので元横浜まで乗ることにする。わずか7〜8キロの道のりを、のんびりと一時間掛けて到着。たまにはのんびりもいい。
途中、高齢者が大勢乗り込んできたので、席を譲ったら、たいそう感謝され、恐縮した。
 親父と会って駅構内の喫茶店でしばらく近況など話した後、俺は、柄でもない渋谷(注2)へ。
 先週、確かメールマガジン「MILK」の情報で、映画「ハッシュ」の上映をしていることを知り、「これは観ておかねば」と思っていたためである。まず、こっち系カップルが主人公である点、それに俺自身が、恐らく女性との「行為」に喜びを感じられない(恐らくと述べたのは、実体験がないため)「バリねこ」体質でありながら、子供は欲しいと考えている為、そうした俺にとって、何かの指針を与えてくれるのではないかと期待したのである。
 
 自分にとって「近いな」と感じたのは、カップルのうち、背の高い方の男。会社の同僚の女の子を振らなければならない時に、筋肉質な方の男に、「ここでキッパリ振った方が、相手のためでもあるんだから。そうでないと、向こうも諦めがつかなくて、新しい出会いに進めないでしょう?」と諭されつつも、泣きじゃくりながら「少しだけ話がしたいだけなの。」と言う女の子を目の前にして、「少しだけなら」と応じようとする姿。確かに理屈の上では、スパッと断ってしまうのが合理的なんだろうけど、泣いているという現実を目の前にして、俺にそうした合理的な行動が出来るかと問われれば、まず間違いなく出来ない。 
 上映後、原作者によるトークがあった。俺は元々テレビなどでもトーク番組はまず観ない人なので、席を立ってもよかったんだけど、誰も席を立たないのでそのまま聞いてた。いや、大部分は聞き流していたと言った方が正解かもしれない。そしたら、
「私もあの女性の気持ちすごく分かる」って感想を寄せた女性がいたそうで、「えっ、本当にこの映画の登場人物のような女性いるの?」とびっくりした。男女間の恋愛よりまず子供が欲しいという女性も中にはいるのか〜、と思ったのであった。


(注1)普段、野菜といえば、地下食堂で食べる中国産ほうれん草なのではと疑われる、干からびたおひたしか、やはりコストダウンのために中国産野菜をたくさん使っている筈の野菜ジュースなので、大変ありがたい。平日は自炊は望むべくもないので、今日明日で食べる予定。
(注2)渋谷は、基本的にチャラい感じがして好きではない。かつてダイレクトコールで「出会いのサークル」業者に呼び出されてひどい目に遭ったこともある。


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