 |
 |
■■■
■■
■ 理代子センセの勇姿
異色のピアニストHIROSHIさんのコンサートに、劇画家兼声楽家池田理代子センセがゲスト出演だそーです。 まあそのプロフィール(写真)の素晴らしいことったら! 真っ白のドレスに巻き上げたおぐし、まるでザ・タカラヅカのようでございます。 もしかしてこのために声楽のお勉強なさったのかしら…;
あたしは理代子センセのマンガはあんまり読んだことなくて(ベルばら、おにいさまへ…、女帝エカテリーナくらい)決して良い読者ではありません。しかしその一方で、センセのエッセイ等の著作はほとんど読んでおります。
最初は例のフリン騒動の顛末を自ら弁明する内容の本。タイトルも『なぜ愛に賭けるのか』とゆー過激なものでした。 センセは大学生のとき学生運動の勢いにのって体制に抵抗し、結局中退を余儀なくされたそうです。容姿に対する劣等感が人一倍強かったとか言いつつ、華麗なお写真満載の装丁にちょっとハテナ?と思いましたが、センセのような情熱的人生を送る方にそんな細かいツッコミをしてはいけません。 その後も続々と出版される本を読むたび、センセのお心の傷が少しずつ攻撃的な癒しから、内省的癒しに変化していく過程が興味深かったですねえ。
それにしてもアトリエを閉鎖して、音大進学を決めたとうかがったときはたまげました。元々音大志望だったこともあり、『オルフェウスの窓』にその思いを託されたそうです。
日本舞踊では名取りになり、油絵を始めれば即二科展入選、音大受験のために5年を費やし結果憧れの歌姫になる…こんなパワフルな人あんまりいないんじゃないかしらん。 なので才能に溢れたセンセが意外と世渡り下手だったりすると、凡人のあたしはとっても親しみがわくんですのv
2005年01月07日(金)
|
|
 |