diary of radio pollution
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希臘から桑港へ。
以前からずっと行きたかった植物園へ。
一応、朝起きれたら、と思っていたが、それとなりに起床し、続洗濯物を干してから出発。
平日午前中の植物園には、ほぼ老人しかいない。
初めてだったので、それなりに回ってみて、落ちつける場所を探そうと歩いてみたが、あまりの暑さに早々疲れる。売店にてチップスターを購入し、芝生の日陰になった所にブランケットを広げて寝転ぶ。
うつ伏せで本を読んでいたが、しばらくすると汗ばんでくる。足元がやけに熱い。上体を起し振り返ると、日陰が移動していた。体を動かし、再度日陰のなかへ。そして、またしばらくすると汗ばむ。振り返ると、また日陰が移動していた。これ以上は、ブランケットからはみ出てしまうので、諦めて大幅に位置を移動した。これで大丈夫だと思っていたが、まぁ太陽は常に動いているわけで、しばらくして芝生から追い出される。
仕方なしに、項垂れるように歩き、喫煙所へ。しかし、どうみても炎天下白日の下に、それはあった。でも、煙草は吸う。汗をかきながら。
まさにフラフラになりながら、歩いて行くと、温室に辿り着く。この暑さの中、温室かぁ、と目眩もしてきそうだったが、入ってしまう。
中は意外に換気も適度にされ、それほど暑くはなかった。温室よりも暑い外に別れを告げ、熱帯の植物を観賞する。どことなくメヒコを思い出す。異なる植物の景色というのは、簡単に旅の気分に浸れる。また、異国情緒溢れる大きな葉っぱは、それだけで非日常的。
楽しんだのも束の間、所詮温室なんて狭いもので、別れを告げたはずの現実へと舞い戻る。日陰のベンチに座りながら、薔薇を眺める。キレイに並びすぎた、改良された花々。どうしても魅力を感じない。そうこうしている内に、団体の老人が隣のベンチに座り始めて話をし出したので、そっと立ち去る。
また炎天下に放り出された。噴水の水がキラキラと輝く。こういう暑い日は、琵琶湖湖畔を思い出す。しかし、今は遠い。
暑さに霞む先にパルテノン神殿が、いやお世辞にもそうは見えない神殿風の建物。アクロポリス程もない、坂を上り椅子に座る。風も抜けて、最高に気持ち良かった。ようやく居場所を見つけた。
しばらく本を読んでいると、いつしかうたた寝をしていた。暑さで疲労し、涼しい場所で腰を据えたので無理もない。
一時間ばかり起きては寝てを繰り返していると、横に二人の老人がやって来る。これがまた声が大きいで話す。すっかり目覚め、本に目を戻す。読みかけの本を一冊読み終える。
サンフランシスコの本だったので、旅を思い出す。そういえば、サンフランシスコの公園で、よく歩きつかれ芝生の上で昼寝していたな。
koji
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