diary of radio pollution
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考えさせられる。
常日頃、書き言葉には注意を払っているが、話し言葉はあまり綺麗ではない。関西弁が少し混じる口調には、ここ関東では不快に聞こえる表現もある。
とある古本屋にて、探している本があったので、店員の年配の女性に尋ねたところ、一瞬、返答に戸惑った。
A訳のBのやつはありますか?と、すると、「本」はあるけど、「やつ」はない、と。
たしかに、丁寧な言葉を用いるなら、「やつ」では駄目だろう。しかも、言葉が詰まった本という品物を売る店。「やつ」は、拙かった、と「本」と言い直した。
結局、探していた本は無かった。そのまま、お礼を言って、フラフラと酩酊したような感覚で店を後にした。人でごった返す歩道を歩きながら、頭の中から先程の出来事が離れなかった。その後も、一日中そのことがことあるごとに思い返される。
これを書きながらも、ただただ己の言葉の選択に情けなく思う。
koji
radio pollution
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