diary of radio pollution
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2008年01月21日(月) 刻まれた言葉

2004年水無月のこと。

先日、テニスのさやさんからメールが届く。しかも、サンフランシスコから。サンフランシスコの良い場所があれば教えて欲しい、という内容。で、色々と書いて返信。

その際、サンフランシスコの地図やら本だの見ていて、そういえば日記と詩を書いていた本があったことを思い出す。その時は見つからなかったけども、気になって探して発見。ゴチャゴチャした部屋だが、だいたい何がどこにあるかは分かっている。

そして、詩を読み返していると、"blue twilight"の基礎となる詩がたくさん書いてあって懐かしむ。他にも未完の詩だの、ただ情景を写しただけの散文だの。

その一つを読み返していると、あの場所を思い出した。



"刻まれた言葉"

50年以上も愛され続ける珈琲屋がある 名はトリエステ
昔はビートニクの連中によって大いに賑わった店である
店の佇まいも然る事ながら
その風格をささえるコーヒー豆の香りも堂々としていて味わい深い
そんなトリエステは今も多くの人で活気に溢れている

店の一角でテーブルを囲んでいた人々の一人が突然詩を朗読し始めた
独特のリズムにその上を流れる美しい彼女の声
店のBGMのレコードか何か?かと聴き違える程の美声に
ただただうっとりとしていた
短い詩ではあったが空間を支配することを許された一節は
新しい歴史をこの店に刻んだ
そして私の心にも リズム 香り 言葉を刻んだ



毎晩、トリエステへ通い、一日の終わりと珈琲を。サンフランシスコに呼ばれた理由は、あの場所にあったと思う。
だからメールの一番初めに書いた。トリエステは、いいなぁ。

tricot


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