diary of radio pollution
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| 2004年11月21日(日) |
国境を越えるんだ!! |
夢を見る。
たくさんの人々で賑わう繁華街から少し外れた地域に地元の人達でもあまり近づかない時代不詳の古代遺跡があった。
ある日、仲の良い地元住人2人に誘われ面白いところに連れて行ってやると言われた。「どこ?」、と聞いても今は言えないし「黙って俺らについて来いよ!」、とそれだけであった。
3人で昨晩のバカ騒ぎしたパーティーの話などをして歩いている内に街外れのその遺跡に辿り着いた。辺りは植物の緑と遺跡の黒っぽい茶色、そして見上げると、日本ではとうてい見ることの出来ないどこまでも続く青い空がふんわり浮かんでいた。そして、静寂はすべてを繋ぎ合わしていた。
「ここが言っていた場所?」、と聞くと友人は違うとだけ首を横にふりただ遺跡の一角を見つめて何かを伺っていたようだった。すると、遺跡の下から大きなかごを担いだ若くてたくましい女性と、その子供であろう中性な雰囲気をもつ小さな二人が手をひかれ出てきた。しかし、母親であろう人はこちらの存在に気付くと気まずく足早に僕達の前を去って行った。手を引っ張られる小さな子供の目は少しうす汚れた褐色の肌の色とは対照に美しかった。
そのとき友人は「よし、いまだ。」、と言い、続いてもう一人の友人もそれにうなづき二人は走り出した。急なことで慌てた僕は、少し遅れて彼らの後を走った。遺跡に近づくにつれ施された彫刻や絡まった木々、葉の形が鮮明に見てとれた。そして、遠くからでは気付かなかったが遺跡と大地の割れ目に大人がやっと通れるぐらいの穴があった。友人達はすばやく穴に飛び込んでいったので、僕もそれに続いた。
穴に入ると中は意外に広く、天井は人が立って歩けるほど高く、また幅は大型車が横に並んで走れそうなほど、さらに、それがトンネルのようにずっと続いていて地面にはどこからか湧き出た水が少し流れていた。友人達と並んで歩いていると向こうの方に光が見えた。「出口かな?」、と思い友人に聞こうとすると少し先に一人の人間が立っているのも見えた。
近づくにつれそれは隣国の国境警備隊であることが分かり、体が一瞬にして緊張した。どうやら友人も同じように緊張している様子だったが、だまって真直ぐ光を目指し歩くスピードを上げた。近づけど国境警備隊はピクリともせずに立っていた。そして、今通り過ぎる!という瞬間もただ立っていた。あっけにとられ「僕達は何事もなく通り過ぎれたのか!?」、と思った瞬間友人達は突然走り出した。また今度も慌てて着いていこうとしたのだが?!「なんだか体がおかしい・・・!?」目の前がゆがみだしてきて近くなったはずの光が小さく遠く、また速度が歩く時よりも遅くなってしまった。
走れない。見えない。聞こえない。遠い。そして、きっとすぐ後ろには国境警備隊が!!と、思っていると友人達はすでに穴の外に出て「早く!」、と言って手を差し伸べていた。だが、あと2,3mが遠かった。すぐそこのはずなのに。僕は間にあった。
tricot
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