雨のち晴れ...scbellen engel
見せかけだけの幸せ親子 - 2004年02月28日(土)


仕事帰りに、どこかの親子とすれちがった。
自転車こぐ私の前を小さな女の子を真ん中に3人で歩いてた。
3人の背中を見ながら思った。

私は、あんなふうに自分を真ん中にして
両親と歩いた事、一度でもあったかな・・・って。

すれ違う瞬間、お父さんとお母さんは何やら楽しげに会話してて
真ん中の小さな女の子は、しっかりと両の手を握ってもらって
大人の会話など分からなくても幸せそうだった。

私は本来、一人っ子ではないけれど
一人っ子同然に育ち今に至る。
今は母しかいない。父はどこにいるのやら・・・。

          「一人っ子はいいな〜」

この言葉を今まで何回言われてきただろう。
私には分からなかったよ。
一人っ子の良さなんて。
両親の愛情が全て独り占めできるって事みたいだけど
そんな事は無い。おもちゃや、お菓子が全て自分の物にはなっても
遊び相手や相談相手、喧嘩相手がいない寂しさばかりだった。
一人っ子じゃない子が羨ましくてしかたなかった。
だから、いっつも思ってたよ。

           「贅沢だよ・・・」

鍵っ子でいつも一人で虐めにあっても話せる相手がいなくて
そんな私がなんで羨ましいのって。
親の愛情なんて一人っ子だから全部注がれるなんて
簡単に決めないでって。
一人で食べる食事、疲れた顔の親、話しかけても
右から左で、うわっつらの生返事。
冷たい布団で一人で寝て・・・。唯一TVだけが友達みたいだった事。
分からないでしょ?って。
一人っ子全部が親の愛情めいっぱい
注がれてるなんて、勝手に決めないでって。
今だから仕事疲れで子どもの話、聞いてあげたくても
余裕なかったんだろうなって、少しは分かる気「も」するけど。
川の字に寝るなんて事も一度もなかったんだよ・・・。





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