出向コージ苑

2005年01月20日(木) 韓国旅行・5日目

韓国の冬は寒いけれど、
オンドルのおかげで寝冷えはしない。
寝汗はかくけど(原因)。

ぶっひー嬢、発熱(結果)で戦線離脱。

※※※※※

ソウルに戻る道。
市場買出し部隊のお年寄りに混じって、
一日に四本しかないバスを公民館で待ち、

駅でやたらと人に話しかけるおじさんにつかまり
(あまつさえコージ苑は「同志!」って感じで肩をたたかれ)、

そして朝っぱらから疲れきって、
車内では全員熟睡モードだった。
夫なんぞ、一駅過ぎたあたりで
「おねむ」
と宣言したかと思うと三秒後に寝息をたてていた。

ソウル駅でぶっひー母娘と別れ、
コージ苑夫婦とCSB先生夫婦は、
この半日をひたすら物欲を満足させることに使った。

最初に向かったのは漢方、もとい韓方薬の市場。
日本でもおなじみの朝鮮人参から、
紅花や色粉なんかのきれいなもの、
果ては束になった乾燥ムカデなんかまで、
ありとあらゆる漢方、もとい韓方が勢ぞろいである。
(しかし、この名前に対するこだわり様がすごい)
コージ苑たちは特に欲しい物はなかったので、
ここは軽くスルー。

で、決戦は仁寺洞(インサドン)だが、
その前に食欲も満たそうということで、
いわゆる精進料理を出す「山村」という店へ行く。
ランチとは思えない程、
たくさんの種類の小皿がテーブルいっぱいに並べられる。
「見事にベジタリアンですね」というと、
精進料理を知らないCSB先生のご主人(スロ人)が、
「これはきっと前菜なんだ。
後で肉や魚が出てくるに違いない」
と、叶えられない望みを口にするのが気の毒だった。
肉、食べたかったんだろうな…

ふと気が付くと今日は大寒。
一年で一番寒いという名前のとおり、
ソウルでは冗談じゃない位の冷たい風が吹いていた。
自然、これを避けるために店に入る

素敵グッズを見つけてしまう

誘惑に負けて買ってしまう
という悪循環(この場合「悪魔の循環」の略)にはまる。
特に女性陣は、一回歩いただけでは足りずに、
疲れた男性陣をカフェに置き去りにして、
さらに小一時間かけてメインの通りを往復した。

すっかり満足してそのカフェに戻ると、
夫二人の傍らにはビールが並んでいた。
おお、お互い満足な時間を過ごしたようで、
よかったじゃないか、はははは!

ごめん。ごめんて。

【今日の食欲】
朝食 わかめスープ
   春雨サラダ
昼食 精進料理(小皿20種ぐらい)
夕食 コンビニ肉まん
   コンビニおにぎり(キムチ等)
   缶ビール

【今日の物欲】
螺鈿(らでん)細工の小箱
お客様用箸セット
焼き物のお香入れ(しかし薬味入れに使う予定)
お茶道具セット(夫の友人結婚祝い用)
手刺繍マット(同じく結婚祝い用)
隠し引き出し付き小箱(母へのお土産)

【今日の発見】
物欲は、他人にあげる物を買うことでも、
とりあえず満たされる。


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