大家から電話があった。 コージ苑の英語はただでさえ拙いところ、 今日は発熱しており、 ろれつも言い回しも上手く回らないという惨憺たる有様で、 自分が受けた英語教育の問題点を改めて認識した。 (教育のせいにするなよ)
用件をすませ、会話も終りが見えた頃、 「あ、一つたいした事じゃないんだけどさー」と切り出す大家。 この人がこういう言い方をする時は、 何か支払いに絡む事だというのは、 今までの経験則から明らかである。
でも、家賃も各種公共料金も、 先週のうちに払ったしなー、何か忘れてたかなーと悩むコージ苑。
「新しい契約書で、家賃が10ユーロ上がったよねー」
…は? 何それ?
コージ苑、慌てて契約書を取り出す。
……本当だ、増えとる。
笑って許してくれた大家さんにひたすら謝り、 電話を切って改めて自分のうっかりさ加減に腹を立てる。 大家がいい人だから良かったけど、 そうじゃなかったらいきなり100ユーロ値上がりもありえたぞ、 ちょっと社会人としての自覚が足りないんじゃないのこのボケ、 と自分を罵ってみても、自分が空しくなるばかり。 自分が受けた社会化教育の問題点を改めて認識した。 (だから教育のせいにするなって)
考えてみれば、スロ語で書かれた契約書を、 同僚に訳してもらう一手間を省いたのが敗因だった。 いや、敗因っていっても、 家賃に関しては交渉の余地がないんだけどね。
ま、この件に関してはしょうがないといえばしょうがないか。
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