出向コージ苑

2004年09月04日(土) 部屋探し

フレンチ嬢のアパート見学に同行。
新学期直前のこの時期、
手ごろな値段の一人用アパートは中々見つからず、
結局決め手のないまま、探し始めて一週間。

迫る引越し日と論文の締切日に戦々恐々とするフレンチ嬢本人のみならず、
テスト勉強の合間をぬって手伝ってくれるソニックカップルにも、
心なしか疲労の色が見える。
元気なのは不動産見学大好きの、
中途半端マドリスト、コージ苑だけである。

今日の物件はコージ苑ちのすぐ近く、
大学から徒歩10分、
市内で一、二を争う治安の良い(と言っていいのか?)地区。
日本でいう、いわゆるワンルームマンションである。
ちなみに、ここで「ワンルーム」とされている場合、
それは居室+ダイニングキッチン、ということで、
一室にこれらが一緒に設置されているタイプは、
「スタジオ」と表現される。
今日見に行ったのは、この「スタジオ」タイプ。

家具つきの部屋の場合、
重要なのは大家のセンスである。
ヨーロッパ人と日本人の家具に対する感覚が、
ただでさえ違うところにもってきて、
大家が妙に少女趣味だったり、
モダン(モノトーン)好きだったりすると、
入居後にどうも落ち着かない気持ちを味わう羽目になる。

今回の部屋のオーナーは、
幸いな事に、ごく無難なインテリアのセンスを持っていた。
白を基調とした収納家具とキッチンまわりに、
ナチュラルな木目調の机、
ソファ代わりにもなるベッド等々。
ベランダは、寒い地域でよく見かけるサンルームタイプに改造済みで、
冬でもそこでお茶など飲めるかと思われる。
(…と言ったら、寒がりのフレンチ嬢は、
「いやあ、冬はやっぱり中でいい」とあっさり却下した)

バスルームがちょっと薄っぺらい感じなのが惜しい所だが、
洗濯機はついている(これが結構少ない)し、
十分に及第点である。
お値段は32�屬�350ユーロ強。
贅沢すれば払えない額ではないけれど、
コージ苑的には、ちょっと高いかなあ、という金額である。
これに管理費その他のコストもつくわけだし。

しかし切羽詰っているフレンチ嬢は、
「これでもいいや」という考えになっている模様。
とりあえず、月曜日にもう一件、
同じブロックにある別の部屋を見る約束になっているので、
それを見た後で決めましょう、という話になった。

すっかり引越し気分モードに入ったコージ苑、
帰宅後に藤田香織氏の「マンション購入記」を読み直す。
海外を行ったり来たりする生活が続く限り、
不動産を買う予定も入らないだろうし、
そういう気持ちにもならないけど、
人の「住まい」探求を端から眺めるのって、楽しいっす。


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