出向コージ苑

2004年08月19日(木) リビング

こんなに外出していないと、
体のどこかがおかしくなるんじゃないかと思う。
でも、とにかく寒くて、
着替える気も失せるっていう話。

重松清『リビング』 中公文庫

だんだん新田次郎っぽくなってきた、と書くと、
ファンは激怒するであろうか。
とにかく「やさし〜い」んである。
彼の文章は多分に女性的なところがあると思っていたが、
実は逆なんじゃないかと最近疑い始めた。
男性的であるからこそ、女性の喜ぶ空気が作れる。
男性的であるからこそ、女性の喜ぶ言葉を選べる。
…などと考えていたら、
某男性向け週刊誌の連載を発見。
それを読んで、この人はやっぱり女性と、
疲れた男性に高い評価を得る作家なんだろうな、と。
その小説、性描写がところどころに出てくるんだけど、
それが実にさらっとしている。
ある種の男性が喜びそうな、
ねちねちと生々しい言葉はどこにもなく、
ただそこにあるのは、いたわる様な、癒すような。
コージ苑にとっては、この類のテイストは、
度が過ぎると鼻についてしまうので、
個人的にはこの程度のレベルで留めておいて欲しいところである。


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