出向コージ苑

2004年03月10日(水) ○○を探せ

ロンドンロイヤルフィルのコンサートに行くというので、
開演30分前にフレンチ嬢と学校で待ち合わせることに。
顔と服を「夜のお出かけ」モードに変え、
コージ苑、大学に到着。

「フレンチ先生、そろそろ行きませんか〜」
「はぁ〜い」

※※※※※

ここでフレンチ嬢の性質について、
若干の説明をしておく必要があるだろう。
彼女、長年フランスに住んでいた「のに」
(それとも「から」か、その辺コージ苑には分らない)、
超マイペースなオンナである。

例えば昼食に行く時。
こちらがコートを羽織り、手袋をはめて振り返ると、
彼女はやっとスカーフを首に巻いたところである。
そしてコートを着、メガネをかけ、
帽子の前後を確認した後にかぶり、
手袋を手に持ち、カバンを開け、そして閉め、
やっとのことで「お待たせしました〜」となる。

しかし外に出た瞬間、
「あ、メガネを〜」←フェードアウト
…忘れ物も多い彼女である。

※※※※※

そして今日。

「そろそろ行きましょう」
「はぁーい」
  ・
  ・
  ・
「フレンチ先生?どうしました?」
「鍵が、鍵がぁ〜」

ないらしい。
ただの鍵ではない、大学に出入りする鍵である。
もし無くしたなんてことになった場合、
学科の全ての鍵をつけかえ、なんてことにもなりかねない。
さすがに慌ててそこら中をひっくり返し、
まさかと思いつつ「よくやっちゃうの〜」と彼女が言うので、
ごみ箱の中から冷蔵庫まで探してみたが、
やはり見つからない。

もはやコンサートどころの話ではない。

聞けばフレンチ嬢、
今朝自宅を出てから鍵を見ていないということなので、
一応家に戻って確認したら、という話になった。
しかし、鍵を閉められない以上、
大学には誰かが残らなければならない。
誰かとは、この場合コージ苑である。

そして30分後、電話が鳴った。
「もしもし〜、あったの〜」とフレンチ嬢。

「よかった!どこにあったんですか?」
「家の鍵穴〜」

自宅を出た時に鍵を閉めたのはいいが、
鍵穴に差し込んだまま出てきてしまったらしい。
泥棒に入られなかったのは奇跡である。

もう戻っても間に合わないから私は行かないけれど、
コージ苑さんはどうぞ、と言われたので、
一曲目は逃したが、コンサート会場へ向かった。
ちょうど休憩中で、ロビーにいたCSB先生と落ち合えた。
事情を説明し、気付けにカクテルを飲んで、
やっと一息ついたコージ苑。
隣でCSB先生とその娘さん、呆れつつ爆笑。

フレンチ嬢。
楽しい人である。


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