出向コージ苑

2003年11月07日(金) トルコの香り

評判のトルコ料理屋があると、
同僚の先生が夕食を予約してくれた。
講座のメンバーがそろって出かける。

このレストランの最大の売りは、ベリーダンスのショーである。
料理はもちろんおいしいが、
セクシーなお姉さんのセクシーなダンスを目当てに、
市内各地から席の予約が殺到する。
おかげで、改装してからこっち、ほぼ連日満席だそうだ。

店の内装は、もちろんトルコ風。
座席も低くしつらえており、日本人には嬉しい座り心地である。
食前酒から前菜、メイン、デザートまで、
注文は主にベケ教授にお任せして、
私たちは運ばれてきた料理をひたすら賞味。
特に、スウェーデンで粗食を強いられていたコージ苑にとっては、
まるで王侯貴族の夕食であるかのように思えたのだった。

そして、店内の音楽が一段と大きくなり、
照明がぐんと落とされると、
お待ちかねのベリーダンスショーが始まった。
奥から出てきたのは、濃い茶色の髪を波打たせ、
色鮮やかな衣装をつけた、小柄なお姉さん。
おお、腰の動きがいかにもベリーダンス。

「きれいなお姉さん」が大好きなぶっひー嬢などは、
既に料理そっちのけで、食い入る様に見ている。
はっきり言って、ぶっひー嬢を見ている方が楽しい。
途中、音響のトラブルで、数度ダンスが中断したが、
その時に彼女が発したブーイングは本気だった。

ショーも終盤に入ると、
ダンサーは客席から適当な人間を誘って、踊るよう促す。
あちらのグループからは、いかにも宴会部長のお兄さん、
こちらの席からは、結構ノリのいい女の人。
そして、我が講座からは大物、ベケ教授が呼ばれたのだ。
迷いも見せずに立ち上がった教授は、
世にも怪しい踊りを披露して、
店中の客に大受けしたのだった。
「あれはしばらく夢に出てくる」とは、
ある同僚の先生のコメントである。

最後のトルコ風コーヒーまで堪能して、
4時間に及ぶ夕食会はお開きになった。
おいしいご飯に楽しいおしゃべりは、いつだって大歓迎なのである。


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